身長を伸ばすためには、早寝早起きが効果的です


子どもの身長を伸ばすためには、成長ホルモンの分泌を十分に促すことが大切です。
脳の下垂体から分泌される成長ホルモンは、骨や筋肉などを発達させます。

そして、身体の成熟を促進し、思春期の子どもが成長するのに欠かせない物質の一つとされています。
成長ホルモンは、日中も分泌されていますが、夜寝ている間に大量に分泌されます。

子どもには早寝早起きをさせ、夜しっかりと眠らせることが重要です。

成長ホルモンは、深い眠りの時にたくさん分泌されます

子どもの身長を伸ばすためには、骨を伸ばす必要があります。
そのため、骨を伸ばすためにも、成長ホルモンなどのホルモンバランスが適性に保つ必要があると言えるでしょう。

夜に分泌されるホルモンと朝に分泌されるホルモンの役割は違います。
夜は体の痛んだところを修復するための成長ホルモンなどが分泌され、朝は体を覚醒させるためのホルモンが分泌されます。
生活のリズムが狂うとこういったホルモンバランスが崩れてしまいますので、成長期に身長を伸ばす妨げとなってしまうのです。

睡眠には、浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠があります。
成長ホルモンの分泌が特に多くなるのは、眠りにはいって約2時間までの深い眠りの時です。
眠りが浅くなると成長ホルモンの分泌はされにくくなるため、深く眠るための睡眠環境を整えてあげることが大切です。

成長ホルモンは、光によっても分泌量が変化すると言われており、部屋を暗くして寝ると分泌を促進するとされています。
そのため、寝る前にスマートフォンなどを見るのは、できるだけ控えるようにしましょう。
液晶画面の明るい光が目から体内に入り、身体が夜と認識できなくなってしまいます。

21時から22時には布団に入り、電気を消して体に夜を認識させることが必要です。
朝、目覚めたらカーテンを開けて日光を浴びたり、光を感じたりすることで朝を認識させましょう。
体内時計のリズムを整えることは、成長ホルモンの分泌を整える準備につながります。

寝具は、背骨や腰などに負担のない適度な硬さの寝具にするなどして、心地よく眠れるようにしてあげましょう。
子どもの身長を伸ばすためには、規則正しい生活としっかりと睡眠をとることが重要です。

たんぱく質の摂取は、身長を伸ばすのをお手伝いします


子どもの身長を伸ばすためには、栄養をしっかり摂取することも大切です。
身長を伸ばすための栄養素は、たんぱく質、カルシウム、マグネシウム、亜鉛などとされています。

特に、たんぱく質は、骨や筋肉を作り、成長ホルモンの分泌を促します。
そして、体を構成する上でも重要な役割を果たしています。

身長を伸ばすためには、IGF-1という成長因子の値が高いほうがよいということが明らかになっています。
IGF-1は、成長ホルモンや好ましい栄養状態に影響を受けて増加するといわれています。

また、骨を伸ばすためには、軟骨細胞の増殖が必要とされています。
たんぱく質とカロリーを摂取すると、IGF-1の血中濃度が上がり、軟骨細胞の増殖が進むといわれています。

ただ、そうはいってもたんぱく質ばかり摂取していればよいというものではありません。
成長期の子どもには、さまざまな栄養素が必要です。

厚生労働省が提唱する六大栄養素の炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維をバランスよく摂取しましょう。
思春期の女性は、体型を気にして食事制限などをしてしまうことがあります。

成長期のダイエットは、身長を伸ばすことを妨げてしまう可能性があります。
しかし、将来的なことも見据えて、食事の大切さを理解させることが重要です。

適度な全身運動が、骨の成長を促します

適度な運動は骨に刺激を与え、骨の成長につながります。
そして、自然と心地よい疲労感から、質のよい睡眠をとることが期待できます。

また、食欲もでるため、栄養を摂りやすい状況にすることができます。
運動後は、しっかり筋肉を休め、疲労をとることも大切です
また、過度に筋肉に負担をかける運動は、栄養が成長にまわらなくなるためおすすめできません。

疲れすぎる激しい運動は、かえって食欲が減ったり、骨の成長を妨げたりすることがあります。
全身を適度に動かすだけでも、成長ホルモンの分泌が活性化するため、普段の遊びの中で体全体を動かす程度の全身運動がおすすめです。

このように、子どもの身長を伸ばすためには、睡眠、栄養、運動の適度なバランスが効果的です。
もし、それでもなかなか子どもの身長が伸びないという場合は、成長期に成長ホルモンの分泌が不足し、低身長を引き起こしているなども考えられます。

少しでも疑われる場合は、早めにクリニックを受診することをおすすめします。
原因によっては、治療を行う事で子どもの身長を伸ばすことができるかもしれません。

(まとめ)身長を伸ばす効果的な方法とは?

1.身長を伸ばすためには、早寝早起きが効果的です

子どもの身長を伸ばすためには、成長ホルモンは欠かせない物質とされています。成長ホルモンは、夜眠っている間に大量に分泌されます。
子どもには、早寝早起きと十分な睡眠が重要です。

2.成長ホルモンは、深い眠りの時にたくさん分泌されます

成長ホルモンの分泌は、深い眠りの時に特に多くなるため、睡眠環境を整えてあげることが大切です。また、早寝早起きをさせましょう。
子どもの身長を伸ばすには、生活のリズムを整え、ホルモンバランスを整えることが重要です。

3.たんぱく質の摂取は、身長を伸ばすのをお手伝いします

身長を伸ばすためには、栄養の摂取も大切です。たんぱく質を摂取することは、骨や筋肉を作り、成長ホルモンの分泌を促します。
しかし、成長期の子どもには、特定の栄養素に偏らず、六大栄養素をバランスよく摂取させることが重要です。

4.適度な全身運動が、骨の成長を促します

適度な全身運動は、骨を成長させます。また、成長ホルモンの分泌を活性化させますので、身長を伸ばすためには効果的です。
成長ホルモンの分泌不足の場合は、治療が必要です。
少しでも疑いがあれば、早めにクリニックを受診することをおすすめします。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 齋藤まい医師