冬は紫外線が少なく、身長を伸ばすには難しい季節です


子どもの身長を伸ばすためには、骨の成長が大切です。
丈夫な骨づくりには、ビタミンDが欠かせない栄養素となります。
ビタミンDは、皮膚が紫外線にあたることで合成されます。

そのため、紫外線を極度に避けている人や日照時間のすくない地域に住んでいる人は、体内での合成が不十分となるでしょう。
夏と冬では太陽のでている時間帯が違います。

冬より夏の方が紫外線を浴びる機会が多くなるため、夏は身長が伸びやすいと言われているのです。
そのため、冬は身長を伸ばすことが難しい季節とも言えるでしょう。

ビタミンDは骨には欠かせない栄養素です

ビタミンDは、筋肉や骨に欠かせません。
なぜなら、ビタミンDにはカルシウムの吸収促進や骨の合成を促し、骨が溶けるのを防いだりする重要な役割があります。

そのほかにも、体内でホルモンのように働いて、体中の細胞にさまざまな指令を出す重要な働きを担ってます。
ビタミンDの不足状態が続くと、血液中のカルシウム濃度や骨密度が下がりますので、骨粗しょう症のリスクが上がることもわかっています。

日本人の半数は、ビタミンDが欠乏状態といわれています。
これは、ガン予防や肌の老化を気にして、UVケアをする人が多いためと考えられます。

しかし、不足しがちなビタミンDを補給するためには、日光を浴びることが大切です。
肌の色が赤くなるほど長時間浴びる必要はありません。
東京近郊であれば、夏は10分程度、冬であれば、60分程度で十分です。
子どもには夏冬に関係無く、短時間でも外で遊ぶようにさせることをおすすめします。

また、ビタミンDは、食品からも摂取することもできます。
特に魚類、きのこ類、鶏卵に多く含まれています。

身長を伸ばすためには、スポーツと食事が重要です


子どもの体が大きく成長する時期は、2回あるとされています。
1回目は生まれてから幼少期までで、2回目は思春期の前半です。
身長が急に伸びる時期は、男子なら11~16歳ころ、女子なら10~15歳ころといわれています。
このタイミングを逃すと、以降身長が高くなる可能性はあまり期待できません。

骨を伸ばすためには、跳んだり跳ねたりするスポーツがおすすめです。
スクワット、なわとび、自転車こぎ、鉄棒のけんすいは、屋内でトレーニングすることができます。
梅雨の時期や冬の寒い時期などにでもできるので、おすすめです。

子どもには、テレビゲームや勉強ばかりを長時間させないようにしましょう。

運動が足りない場合、骨の先端にある若い細胞への刺激が足りなくなります。
そして、細胞の分裂がなくなり、骨の成長がストップするかもしれません。

また、毎日の食事は、カルシウムやビタミンDだけでなく、たんぱく質を多めにとることがポイントです。牛乳、チーズ、小魚などは、カルシウムと同時にたんぱく質をしっかり補給できるのでおすすめです。

原因によっては、治療で身長を伸ばすこともできます

子どもの身長が小さい原因が体質的なものでない場合、なんらかの病気が原因かもしれません。
病気によっては、治療をおこなって身長を伸ばすことができる可能性があります。
治療ができる病気は、病院の検査でわかります。

成長ホルモン分泌不全性低身長、ターナー症候群、軟骨無形成症、軟骨低形成症などは成長ホルモンによる治療が可能です。
例えば、子どもが成長ホルモン分泌不全性低身長の場合、成長ホルモン治療の最初2~3年は顕著に成長がみられます。

それを過ぎると、他の子どもと同じような伸びを示すようになります。
子どもの成長はとても早く、治療ができる期間は短いため、早めに治療することが重要です。

そのまま見過ごしてしまい、あとで悔やんでからでは遅いため、子どもの将来のためにも今できる最善のことをしてあげることが大切でしょう。
まずは、低身長の原因を知ることが重要です。

早めに信頼できるクリニックへ相談することをおすすめします。

(まとめ)冬に身長を伸ばすのは難しい?

1.冬は紫外線が少なく、身長を伸ばすには難しい季節です

身長を伸ばすために欠かせないのが、ビタミンDです。ビタミンDは、皮膚が紫外線にあたることで合成されます。夏より冬の方が、太陽の出ている時間帯が少なくなります。冬は紫外線を浴びる機会が少なくなりますので、身長を伸ばしにくい季節といえます。

2.ビタミンDは骨には欠かせない栄養素です

筋肉や骨に欠かせないビタミンDは、日本人の半数が欠乏状態といわれています。ビタミンDは、日光を浴びることで補給できます。
長時間浴びる必要はありませんので、子どもには短時間でも外で遊ぶようにさせるのがおすすめです。

3.身長を伸ばすためには、スポーツと食事が重要です

身長が伸びる時期は、限られています。骨を伸ばすためには、跳んだり跳ねたりするスポーツがおすすめです。
また、梅雨や寒い冬でも屋内でもできるスポーツがあります。
身長を伸ばす食品は、カルシウムだけではなく、たんぱく質を多めにとることがポイントです。

4.原因によっては、治療で身長を伸ばすこともできます

子どもの身長が思うように伸びない原因が、病気である場合もあります。
病気によっては、治療で身長が伸びる可能性もあります。
低身長は早めの治療が重要ですから、まずは信頼できる医師に相談してみてください。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

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運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 齋藤まい医師