身長を伸ばすためにはベッドに入る時間より質と長さが大切です


身長を伸ばすにはベッドに入る時間よりも、睡眠の長さと質が重要です。
何時までに寝なければならないということよりも、その年齢ごとに最適な睡眠時間が決まっていて、朝起きる時間から逆算して考えるようにしましょう。
特に重要となるのが、睡眠後3時間くらいの睡眠の質です。

このときに成長ホルモンの分泌がピークになるため、睡眠の質に注意する必要があります。

身長を伸ばすには成長ホルモンを促す睡眠が必要です

子どもの身長が急激に伸びる時期は、子どものころに2度訪れるといわれています。
1回目は生まれた直後で、2回目は10~13歳までの間です。
女の子の成長期は11歳頃で、男の子の成長期は13歳頃にきます。

この時期にいかに必要な栄養を摂取して、成長ホルモンを促すための睡眠をとっているかが重要です。
成長ホルモンが分泌されると、肝臓や骨に作用しソマトメジンCという物質が分泌されます。
ソマトメジンCが骨の成長に関わる、骨端線の軟骨細胞に働きかけ、身長を伸ばすのです。

さらに成長ホルモンはたんぱく質の合成をうながし、筋肉の働きを高めています。
成長ホルモンが最も分泌されるのは、睡眠が深くなるときです。
深い眠りは睡眠中に約90分周期で繰り返されており、睡眠時間が十分確保できないと、成長ホルモンの分泌量も少なくなってしまいます。

成長ホルモンの分泌量は、寝た直後に多くなりやすいため、睡眠の質や長さを重視することが、身長を伸ばす対策として重要です。
身長を伸ばすためには、その子どもの年齢に合った睡眠時間を確保する必要があります。
睡眠時間は長ければ長いほど良いというわけではなく、長くても睡眠が浅く何度も夜中に起きてしまえば、成長ホルモンの分泌量は少なくなってしまうでしょう。

適切な睡眠時間は年齢に合わせて変える必要があります


子どもにとって理想的な睡眠時間は、年齢によって変わってきます。
幼稚園くらいの年齢では、1日10時間以上の睡眠を確保するようにしましょう。
毎朝幼稚園に行くために子どもを起こしているようでは、睡眠時間は足りないかもしれません。

子どもが自然と目が覚めるくらいの睡眠時間の確保が望ましいとされています。
幼稚園に通うために7時まで起きなければならない場合は、夜9時までには寝ている必要があるでしょう。

小学校低学年ころの睡眠時間は、10時間前後がよいとされています。
このくらいの年齢は成長ホルモンの分泌量に合わせて身長が伸びる時期のため、適切な睡眠時間を確保することが大切です。
子どもの身長が最も伸びる時期は、小学校高学年くらいからです。

そのため睡眠時間は9時間半くらい確保できるようにしておきましょう。
思春期になると性ホルモンも同時に分泌されるようになり、身長を伸ばすために役立ってくれます。
思春期の終わりころになると、睡眠時間の確保は8時間くらいでよくなってきます。
男の子は声変わりがしたら、女の子は初潮をむかえたら、思春期の終わりごろです。

高校生くらいになると7~8時間くらいの睡眠時間でもよくなってきます。
このように年齢に合わせて、身長を伸ばすための睡眠確保を心がけてみましょう。

身長を伸ばすにはベッドの環境を整える必要があります

人は寝ているときにもっとも成長ホルモンの分泌量が高まるようにできており、睡眠時間をどのように過ごすのかによって、影響すると考えられています。
睡眠の質はベッドの環境や、寝る前の過ごし方によっても変わってくるため、快適な空間つくりを心がけてみましょう。

昼寝の習慣がある年齢では、いつも同じ決まった時間帯に昼寝を取り入れるようにします。
毎日睡眠のリズムがバラバラだと、夜の睡眠にも影響が出てしまうからです。

昼寝をしなくなる年齢では、決まった時間にベッドへ入れる生活環境つくりが必要となってきます。
寝る前にいつもとは違う行動をしてしまうと、興奮してしまいなかなか寝付けなくなってしまいます。
テレビゲームやテレビなどもできるだけ寝る前には避けるようにしましょう。

寝る前2時間からは、できるだけ刺激を避けて、ゆったりと過ごせる環境つくりが必要です。
寝る前にお風呂に入るようにすると、入浴でリラックスすることができ、快適な睡眠に導きます。

お風呂から上がったらダラダラと過ごさせず、寝る支度をしたらベッドに入るようにしましょう。
いつも同じ生活環境を繰り返すことで、子どもの体のリズムもそれにあったリズムになってきます。

(まとめ)身長を伸ばすためには何時にベッドに入るべき?

1.身長を伸ばすためにはベッドに入る時間より質と長さが大切です

身長を伸ばすためには何時までにベッドに入るということよりも、睡眠の長さと質にこだわりましょう。年齢ごとに必要な睡眠時間が決まっており、睡眠後3時間後の質に注意すべきです。

2.身長を伸ばすには成長ホルモンを促す睡眠が必要です

子どもの身長が急激に伸びる時期は、生まれた直後と10~13歳くらいまでの2回です。この時期に適切な睡眠時間を取るようにして、成長ホルモンの分泌を促す必要があります。

3.適切な睡眠時間は年齢に合わせて変える必要があります

身長を伸ばすための睡眠時間は、幼稚園ころなら10時間以上、小学校低学年で10時間前後、小学校高学年で9時間半程、思春期の終わりごろから8時間程です。年齢に合わせて適切な睡眠時間を確保することで、成長ホルモンの分泌を促すことができます。

4.身長を伸ばすにはベッドの環境を整える必要があります

身長を伸ばすためには寝る前の環境つくりも重視しましょう。昼寝や夜寝る時間を一定に保ち、生活のリズムをつくることです。
寝る前2時間は興奮することを避けて、入浴でリラックスさせてからベッドに入ると、眠りにつきやすくなります。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe
経歴
富山県立富山中部高等学校卒業
金沢医科大学医学部医学科卒業
順天堂医院 初期研修医
順天堂医院 初期研修修了
順天堂医院 整形外科入局
順天堂大学大学院 整形外科学講座
下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
順天堂大学大学院 医学博士取得
SBCグループ・西新宿整形外科 入職
西新宿整形外科  医院長
ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 田邊雄医師