身長を伸ばすミネラルはカルシウム、マグネシウム、亜鉛など複数あります


身長を伸ばすミネラルは、骨を伸ばすために必要となる成分のことです。
成長するということは、骨の骨端線という軟骨が成長する必要があります。

骨端線に必要となるミネラルはカルシウム、マグネシウム、亜鉛などの栄養素です。
ほかにも骨の成長には、たんぱく質やビタミンDなども関わっています。
これらの栄養を総合的に摂取すると、身長を伸ばす効果が期待できるでしょう。

カルシウムの吸収を促すためには複数のミネラルやビタミンが必要です

骨の成長にかかせないミネラルのひとつカルシウムは、毎日の食事では不足しやすい成分です。
しかし、カルシウムはもともと吸収率が高くないため、効率良く摂取する必要があります。

さらに食材によってもカルシウムの吸収率が異なるため、いつも同じ量を摂取することが難しい栄養素でもあるのです。
骨は毎日新しく生まれ変わっており、骨の成長にもカルシウムが欠かせません。

また、カルシウムだけ大量に摂取しても、骨からカルシウムが流出してしまうため、身長を伸ばすことにはつながりません。
カルシウムはマグネシウムやビタミンDとも一緒に働いており、単体でとるより複数のビタミンやミネラルを組み合わせる必要があります。
さらに、マグネシウムはカルシウムの吸収および代謝を調節する働きもあります。

そのため、マグネシウム1に対しカルシウム2の比率を意識して摂取するのが理想と言えるでしょう。
カルシウムは乳製品、海藻類、大豆食品、野菜類に含まれています。
これらの食品は単体ではなく、マグネシウムが多いひじきやホウレン草などと組み合わせましょう。
大豆食品はカルシウムとマグネシウムの両方が含まれており、納豆もおすすめ食材です。

ビタミンDはカルシウムの吸収を促す作用がありますから、キノコ類や魚介類を一緒に取り入れましょう。
日光浴をすることでもビタミンDは体内で生成されます。

たんぱく質の合成に欠かせない亜鉛の摂取がおすすめです


亜鉛は成長ホルモン合成に必要となるため、身長を伸ばすためのミネラルのひとつです。
骨は常に新しい細胞と生まれ変わっており、成長期はその働きが活発になります。

どんどん新しい細胞と生まれ変わっているため、たんぱく質の代謝にかかわるミネラルが必要です。
亜鉛は酵素の補酵素として働き、たんぱく質の合成にもかかわっています。

骨の成長にも必要なミネラルですから、十分な量をとることが重要です。
亜鉛が不足すると味覚障害になりやすく、味がわかりにくくなります。

食べ物の味の区別がつきにくい場合や、子どもの食欲不振の際には、亜鉛不足を疑いましょう。
亜鉛は年齢によっても1日に必要となる推奨量が変わってきます。

1~2歳は5mg、3~8歳は6mg、9~11歳は7mg、12~14歳は8mg、15~17歳は9~10mg必要です。

亜鉛が多い食品は牡蠣や和牛、うなぎ、豚肉などです。
納豆や高野豆腐などの大豆食品や、ホタテやイワシなどの魚介類、アーモンドなどにも含まれています。
ゴマやクルミなどにも亜鉛は含まれていますから、手作りお菓子に混ぜ込むと、子どもでもたくさん食べられるでしょう。

亜鉛の摂取量は身長の高さと関係があるという研究例もあるため、身長を伸ばす目的がある家庭では、積極的に取り入れてみましょう。

ミネラルと一緒に摂取したいのがたんぱく質です

骨の主成分はカルシウムと思われがちですが、実は骨の芯となる部分にはコラーゲンが含まれています。
コラーゲンとはたんぱく質のことで、骨の成長を促すためには、たんぱく質摂取も必要となるのです。
ミネラルの摂取だけ気を付けていれば身長を伸ばすための食事とはならないため、注意しましょう。

子どもは細胞の入れ替わりが早いため、たんぱく質は大人以上に必要となります。
乳幼児のころから十分なたんぱく質摂取を心がけ、思春期の成長期の頃にはよりたんぱく質の摂取に注意しましょう。
思春期には身長の伸びが早くなり、骨の成長にたんぱく質の摂取が欠かせません。

しかし、毎日お肉ばかりだと一緒に脂肪分も摂取してしまい、カロリーオーバーとなります。
鶏のささみや豚肉のもも肉を選べば、脂肪分が少なくて済むでしょう。

魚も高たんぱく低脂肪の食品が多く、積極的に取り入れたいものです。
たんぱく質は大豆食品や卵からも摂取できますから、肉類中心にならないよう、バランスの良い食事を心がけてみてください。

毎日揚げ物ばかりだと高カロリー食品となるため、調理方法も注意しましょう。
身長を伸ばすためには、たんぱく質やミネラルの摂取が十分であることはもちろんですが、肥満になると成長ホルモン分泌を阻害してしまうため、摂取カロリーにも注意が必要です。

(まとめ)身長を伸ばすことにつながるミネラルとは?

1.身長を伸ばすミネラルはカルシウム、マグネシウム、亜鉛など複数あります

身長を伸ばすミネラルはカルシウム、マグネシウム、亜鉛などの成分です。たんぱく質、ビタミンDなども骨の成長には必要となるため、バランスよく摂取しましょう。
これらの成分は、骨端線の成長に必要です。

2.カルシウムの吸収を促すためには複数のミネラルやビタミンが必要です

カルシウムだけを摂取することは身長を伸ばすことにつながりません。カルシウムの吸収を促して骨づくりを促すためにも、マグネシウムやビタミンDなどを意識的に摂ることが大切でしょう。

3.たんぱく質の合成に欠かせない亜鉛の摂取がおすすめです

亜鉛はたんぱく質合成に関わり、成長ホルモン分泌に必要となります。細胞の代謝にも関与しており、骨のように毎日新しい細胞に生まれ変わる部分には不可欠です。
成長期の子どもで味覚に異常がある場合は、亜鉛不足が疑われます。

4.ミネラルと一緒に摂取したいのがたんぱく質です

身長を伸ばすためにはミネラルと同時に、たんぱく質も摂取しましょう。
骨の芯となる部分にはコラーゲンが含まれており、骨の成長にはたんぱく質も必要だからです。
たんぱく質の摂取ではカロリーオーバーにも注意しましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe

 

経歴
2003 年 富山県立富山中部高等学校卒業
2011 年 金沢医科大学医学部医学科卒業
2011 年 順天堂医院 初期研修医
2013 年 順天堂医院 初期研修修了
2013 年 順天堂医院 整形外科入局
2014 年 順天堂大学大学院 整形外科学講座
2013-2018 年 下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
2018 年 日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
2018 年 順天堂大学大学院 医学博士取得
2018 年 SBCグループ・西新宿整形外科 入職
2018 年 西新宿整形外科  医院長
2019 年 ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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お問い合わせ 0120-962-992
院長 田邊雄医師