身長を伸ばす要素は4つのポイントを満たすことです


身長を伸ばすためには食生活と生活習慣を整える必要があります。
その要素とは、食事、睡眠、運動、肥満を防ぐということです。

これらが満たされてはじめて身長を伸ばすことが叶うため、すべての要素が実践できているか確認する必要があります。
どれかひとつでも欠けてしまうと効果が半減しやすくなりますから、身長を伸ばす目的がある方は、どれが不足しているのか確認しておきましょう。

よく寝ることが身長を伸ばす要素に重要です

スポーツ選手の中で遺伝的に高身長ではないのに身長が伸びている人に共通しているのが、子どものころによく寝ていたということです。
成長に必要な成長ホルモンは、睡眠中に多く分泌されており、寝ることがとても重要だといえます。

1日に分泌する成長ホルモンのうち、約3分の2が睡眠中に分泌されているともいわれているため、よく寝る子は育つというのもあながち嘘ではありません。
逆に身長があまり伸びなかった人に聞いてみると、子どものころに睡眠時間が短かったという人が少なくないようです。

これから身長が伸びるかどうかは、子どものレントゲン撮影をするとわかります。
骨の末端部分には軟骨細胞が存在しており、この部分が増殖することで身長が伸びるのです。

骨の端の隙間がある場合はまだ身長が伸びますが、骨端線が完全になくなれば骨の成長が止まり、身長が伸びなくなります。
日本の子どもの睡眠時間がどんどん減ってきていることが問題となっており、寝る時間が少なければ睡眠中の成長ホルモンの量が減ってしまうため、身長を伸ばすための弊害になると考えられています。

睡眠時間は幼稚園までなら10時間以上が必要で、小学生であれば10時間程度、中高生は9時間半程度、それ以降の年齢であれば8時間が必要です。
毎日10~11時間寝ていれば、成長に必要な成長ホルモンの量が十分得られると考えることができます。

肥満を防ぎ思春期の時期を遅らせるのがポイントです


身長を伸ばす要素のひとつとして、肥満を防ぐことが挙げられます。
適度な食事と運動を取り入れていれば、肥満になることはありません。

おやつの食べ過ぎや、運動不足があると標準体重より多くなりやすいため注意が必要です。
肥満になると成長ホルモンの分泌が悪くなり、身長を伸ばす要素を満たすことができません。

さらに肥満は思春期を早くむかえることにもつながるため、避けるようにしましょう。
子どもの身長が伸びる時期は生後1年までと、思春期の2回です。

思春期は女の子が9歳くらい、男の子が11歳くらいにきます。
この時期に女の子は22cmくらい、男の子は25cmくらい一気に伸びるため、思春期がいつ訪れるのかにより、最終身長が決まってくるのです。

思春期が早くおとずれる理由は、肥満や睡眠の質が悪いことなどが挙げられます。
体脂肪が多いと早くに思春期をむかえやすく、睡眠の質が悪いとメラトニンの影響を受けづらくなるのです。

メラトニンは夜間に暗くなることで分泌するホルモンで、性成熟を遅らせる働きがあります。
ゲームやテレビなどで夜遅くまで起きていると、メラトニンが不足し早くに思春期をむかえる可能性があるでしょう。

規則正しい食生活や睡眠は、肥満や性成熟を遅らせ、身長を伸ばすための要素のひとつとなります。

身長を伸ばすにはたんぱく質が必要です

身長を伸ばす要素のひとつとして挙げられるのが、バランスの良い食事です。
カルシウムは骨を強くするためには必要ですが、身長を伸ばす働きはないため、大量に牛乳を飲んだからといって身長が伸びるわけではありません。
身長を伸ばすために重要となってくるのが、たんぱく質の摂取です。

毎日スナック菓子を食べる習慣があると、お菓子だけでお腹が満たされてしまい、食事が十分にとれなくなりたんぱく質の不足が出てくる可能性があります。
身長が伸びる子どもの家庭では、スナック菓子を食べる習慣が少なく、おやつを食べるときもたんぱく質が含まれる軽食系を取り入れているところが少なくありません。

たんぱく質が重要なのは、骨が伸びる軟骨細胞にたんぱく質が必要だからです。
カルシウムは骨を石灰化させる働きがある栄養素で、骨を伸ばすためではなく、骨を強くするために必要となります。

身長を伸ばすために重要となるのは、たんぱく質のほうです。

さらに朝食を抜いてしまうのも、たんぱく質を欠いてしまう原因となります。
朝から納豆、しらす、ヨーグルトなど、たんぱく質やカルシウムの多い食事を取り入れていると、身長を伸ばすための栄養補給がしやすいでしょう。

脂肪分が少ない手作りの食事やおやつにこだわっていると、身長を伸ばす栄養が補給しやすくなります。

(まとめ)身長を伸ばす要素はどんなことですか?

1.身長を伸ばす要素は4つのポイントを満たすことです

身長を伸ばすためには、食事、睡眠、運動、肥満を防ぐ4つの要素が必要です。どれかが欠けても身長を伸ばすことはできないため、不足している要素があるか確認しておきましょう。

2.よく寝ることが身長を伸ばす要素に重要です

1日のうち成長に必要な成長ホルモンは、約3分の2が睡眠中に分泌されているともいわれています。そのため、年齢に応じた適切な睡眠時間を得ていれば、身長を伸ばす要素を満たしているといえるでしょう。

3.肥満を防ぎ思春期の時期を遅らせるのがポイントです

肥満になると成長ホルモンの分泌が抑制されやすく、思春期を早くむかえることになるため、避けるようにしなければなりません。睡眠不足もメラトニンが不足して性成熟を高めるため、適切な睡眠を心がける必要があります。

4.身長を伸ばすにはたんぱく質が必要です

身長を伸ばすにはたんぱく質の補給が必要となります。骨が伸びる軟骨細胞にはたんぱく質が必要で、スナック菓子ばかりの家庭や、食事を抜く習慣があると、身長を伸ばすための栄養素が不足してしまいます。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe
経歴
富山県立富山中部高等学校卒業
金沢医科大学医学部医学科卒業
順天堂医院 初期研修医
順天堂医院 初期研修修了
順天堂医院 整形外科入局
順天堂大学大学院 整形外科学講座
下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
順天堂大学大学院 医学博士取得
SBCグループ・西新宿整形外科 入職
西新宿整形外科  医院長
ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 田邊雄医師