成長ホルモン分泌負荷試験とは

成長ホルモン分泌負荷試験は
保険適応で受けられる検査です。

成長ホルモン分泌負荷試験とは低身長の疑いがある場合に行われる試験です。
成長ホルモンの分泌を促す薬剤をいくつか投与することで成長ホルモンの分泌量を調べ、成長ホルモンの分泌が正常か調べるための試験です。

成長ホルモンが出ている場合
最高血中濃度が6ng/ml以上の場合

成長ホルモン治療は保険適用にはなりません。
当院では自費での治療が可能となります。

成長ホルモンが足りない場合
最高血中濃度が6ng/ml以下の場合

成長ホルモン分泌不全性低身長症という診断がつき保険適用で治療が可能です。
成長ホルモンが足りないのが低身長の原因なのであれば、成長ホルモンを補充すれば成長を促進させます。成長ホルモン注射(毎日自宅で注射していただきます)を行うことで、身長を伸ばしていきます。

検査方法

腕から採血し血液中に含まれる成長ホルモンの量を検査します。
薬剤で成長ホルモンの分泌を促し、血液中の濃度を測ります。
睡眠時の状態に近づけるため薬剤を投与した後、15~30分に一度採血を行い、それを1時間~2時間程度繰り返します。

検査薬別スケジュール表

検査薬別スケジュール表

注意事項

・検査前日の夜10時以降から絶食になります。検査の日は食事をせず、胃のなかを空にした状態でご来院ください。 ・当日朝は、お茶・白湯・お水は飲んでも構いませんが、ジュースや牛乳などは飲まないで下さい。

負荷試験についての補足

成長ホルモン分泌刺激試験は、正常のお子様でも低い成長ホルモンの濃度を示すことがたまにあるので、最低2つの種類の薬で検査を行い、2つ以上の検査で成長ホルモンの最高血中濃度が6ng/ml以下だった場合に、成長ホルモン分泌不全性低身長症という診断がつき、成長ホルモン治療の保険適応となります。

検査手順

  • STEP 1
    検査手順 画像01

    点滴を開始します。

  • STEP 2
    検査手順 画像02

    成長ホルモンの分泌を促す薬剤を投与します。

  • STEP 3
    検査手順 画像03

    安静にしたまま一定時間ごとに5~8回ほど採血を行います。※

※はじめに腕の静脈に注射して、そこから必要なときだけ採血します。よって何度も痛い思いをすることはありません。

副作用について

成長ホルモン負荷試験後は空腹感や眠気、顔のほてりなどが生じる場合がありますが、必ず起こるわけではありません。
使用するお薬によって違う症状がありますが、気になる症状が現れたときは、医師や看護師にお知らせ下さい。
重大な副作用の心配はございませんので安心してお受けいただけます。

検査薬別スケジュール表

検査薬投与後副作用
アルギニンこの検査は特に具合が悪くなることは、あまりありません。
(点滴の漏れを起こすと腫れたり跡が残ることもあります)
L-DOPA約30分〜1時間吐き気
クロニジン1時間眠気
グルカゴン約1〜2時間冷や汗、空腹感、腹痛、脈が早くなる、眠気、顔が青白くなる