内反足

症状

先天性内反足は生まれた時から足の変形がみられる疾患です。
そのまま放置してしまうと普通に歩行することが困難になり、変形が高度な場合には足の甲で歩くようになります。

外反母趾

原因と病態

先天性内反足の原因はわかっていません。およそ1000人に1人ほどの発生率で、男児に多いのが特徴です。約半数は両足で、片足の場合の半数は右側に多いという調査結果があります。
全身的に何か疾患がありその1症状として内反足がみられる場合もあります。

診断

見た目の変形から内反足の診断は比較的容易に行えます。しかし、正常な足の位置に簡単に矯正でき、足関節の動きも十分良好である場合は、胎内での不良肢位が原因のもので、真の内反足ではありません。
矯正が困難な場合や、関節の動きが不十分で堅い場合には先天性内反足と診断します。

予防と治療

予防法はありません。
診断がついたら矯正ギプスによる治療を行います。週に1回くらいの間隔でギプスを巻きかえて、2~3ヶ月間続けます。

ギプスだけで十分に矯正しない重症の場合、小さな皮膚切開でアキレス腱を切る手術を途中で行う場合もあります。ある程度矯正したら装具によって矯正位を維持します。どうしても十分な矯正が得られない場合には、1歳前後で本格的な手術を行うこともあります。

矯正が得られた後も成長が終了するまで、原則的に何らかの装具は必要となります。幼児期、学童期以降に、変形の再発が見られる場合は、変形の程度に応じ追加の手術を行います。治療の第一目標は、足の裏を地面につけて歩行できる状態にすることです。

監修医師紹介

監修医師紹介

西新宿整形外科クリニック 川原 昭久 院長 Akihisa Kawahara

  • 【所属学会】
    日本整形外科学会
  • 【資格】
    日本専門医機講認定 整形外科専門医
  • 【学会発表実績(筆頭演者として)】
    神奈川整形災害外科研究会