牛乳と身長の関係~part 2~

皆さん、こんにちは。

2022/8/15にお伝えした牛乳と身長の関係の続きについてお話したいと思います。

牛乳摂取が学童の体格に与える影響を調べた文献によると、牛乳摂取の期間:小学4年生から中学1年生の3年間で、1日当たりの牛乳摂取量500ml未満がA群、500ml以上がB群とすると、牛乳摂取量が多いB群で少ないA群に比べて有意に3年間の身長の伸びが大きかったという結果になりました。

ただし、この結果には身長の伸びに大きな影響を及ぼす性成熟度や、両親の身長などの情報は加味されてありません。

牛乳摂取以外の学童期の身長増進因子として、

・遺伝的要因
・性成熟度
・成長ホルモン分泌刺激(身体活動、運動、睡眠など)
・他の食品やエネルギー、栄養素との共存
・牛乳中に成長促進因子への量的依存

などが挙げられます。

身長に与える影響以外に10代頃に食事と運動で骨へのカルシウム蓄積を十分に増やしておくことが、成人期・高齢期の骨粗鬆症を予防する重要なポイントとなります。

未来の自分への貯金として、牛乳・乳製品などのカルシウムを意識しましょう。