膝の痛みは年のせい?ストレッチで悩みを解決!

なぜ年をとると、膝の痛みがつらくなるのか?

加齢による膝の痛みで一番原因となるのが変形性膝関節症です。この病気は1対4の割合で女性に多く見られ、膝の軟骨がすり減り、骨同士が直接ぶつかることで膝に痛みや炎症を生じる病気です。
変形性膝関節症の原因の一つとして挙げられるのが加齢ですが、中でも筋肉量の低下と可動域の狭さが大きな原因となります。

年を取ると運動量が減り、筋肉量が低下して膝を支える力が弱まり、その分膝に直接負担がかかってしまいます。痛みを感じるようになると膝をかばうような歩き方になってしまい、曲げ伸ばしを無意識のうちに制限してしまいます。
すると、膝の周りの靭帯などが血行不足に陥り、こり固まって足にこわばりが生まれます。するとますます可動域がせばまり動かすと痛みを感じるようになってしまいます。このような悪循環によって膝の痛みは悪化すると考えられます。

ストレッチによる解消法

膝の痛みを解消する一番の対策は動かすことです。保存療法ではストレッチによって膝関節の柔軟性を取り戻すのが最も有効で、効果的です。
痛みがひどいときは動かさない方がいいと考える方もいますが、膝の痛みがあると無意識にそこをかばってしまい、関節周囲がますます固くなって痛みが慢性化するおそれがあります。

急性期の熱や炎症が見られる場合を除いて、慢性的な炎症には毎日のストレッチが効果的です。ストレッチの効果は比較的すぐに表れますが、個人差があるため1か月程度様子をみましょう。
可動域が広くなったり、痛みが和らいだ場合は続けて毎日気長に行います。ストレッチは毎日続けることで血行を促進し、痛みや腫れを予防するので痛みが無くなっても続けることが大切です。

痛みが解消されないなら病院へ

ストレッチをしても痛みが全く解消されない場合は病院を受診しましょう。骨の変形が進み、骨棘になっている状態や、半月板の損傷、靭帯の損傷がある場合はストレッチをしても痛みがおさまりません。
逆に動かすと危険なこともあるので、激しい痛みや熱、腫れを伴うときは動かさないようにしましょう。

病院では一般的に内服薬や外用薬による痛みや炎症を和らげる保存療法を中心に治療を行いますが、変形がひどい場合や緊急を要する場合は手術対象となります。 手術を受ける割合は全体の5%ほどで、あまり高くありません。痛みが軽い状態ならストレッチを続けることで解消されることも多いので、日常生活に上手に取り入れて日頃から膝を動かすストレッチを意識して行うようにしましょう。