アルギニンは食べ物に含まれる栄養素で即効性はありません


アルギニンは食べ物の栄養の一種であり、身長の伸びなどに即効性があるわけではありません。サプリで一度に多く取っても即効性は出ず、少しずつ継続して取ることがポイントです。

もし早めに身長を伸ばしたければ専門医療機関へ相談し、成長ホルモン治療が可能か判断してもらいましょう。この治療を受けると直接成長ホルモンを補うことになるため、アルギニンよりは早めに結果ができるでしょう。

また成長ホルモンの分泌をスムーズにさせ、アルギニンや治療の妨げにならないようにするためには、毎日の睡眠時間が不足しないことも必要です。

アルギニンを一度に大量に取っても即効性は期待できません

アルギニンは食べ物に含まれる非必須アミノ酸の一種であり、薬効成分ではありません。そのためアルギニンを取ればすぐに身長が伸びるなどの効果は期待できないものです。

したがってもし「これを飲めばすぐに身長が伸びる」などと変化をうたう製品があれば注意しましょう。

たくさん取っても即効性はない

ではたくさん取れば早く身長が伸びるのではないかと期待する人もいるでしょう。

しかしある食品をたくさん食べても病気がすぐに治ることはないように、アルギニンを含む食品を一度に大量に食べても即効性は期待できません。それよりも少しずつ適度な量を継続して取ることがポイントです。

またできるだけたくさん取ろうとサプリで補うことを考えるかもしれませんが、その場合は取りすぎの心配があります。

アルギニンは過剰に摂取すると下痢などの副作用が出ることもあり、これは子供の体に負担をかけていることになるでしょう。

そのためアルギニンを含む食材をメニューに取り入れることを続ける方法をおすすめします。

できるだけ早く身長を伸ばしたい時は専門医療機関に相談しましょう


アルギニンに即効性を求める時、成長ホルモンの分泌を促進させて早く子供の身長を伸ばしたいと願っているのではないでしょうか。その場合には専門医療機関へ相談した方が、解決方法に出会える可能性があります。

成長ホルモン治療の選択

専門医療機関を受診して身長に関する悩みを相談すると、必要に応じて成長ホルモン治療を提案されることがあります。この治療方法は成長ホルモン製剤を注射で投与し、成長ホルモンを直接補って身長を伸ばすことです。

しかしこの治療法でも1回の注射で即効性があるわけではなく、継続した投与は必要です。けれどもアルギニンを食べ物で取り続けるより積極的な改善方法と言えます。

成長ホルモン治療の方法

専門医から指示された回数と量の注射を続けますが、注射のたびに通院する必要はありません。治療を始める時、医師や看護師のもとで自己注射の行い方を習い練習ができます。

それに慣れてから治療をスタートするため、安心して始められるでしょう。

睡眠時間を確保して成長の機会を逃さないことです

アルギニンの摂取や成長ホルモン治療を行っている時、生活習慣が乱れていては基本的な成長ホルモンの分泌を妨げてしまいます。それに栄養や成長ホルモン剤の効果を生かすためにも、健やかな体づくりを心がけましょう。

成長ホルモンの分泌は夜行われる

成長ホルモンの分泌は夜眠っている間がもっともさかんになるため、この時睡眠時間が確保できていることは必要です。よく眠れているつもりでも実は睡眠不足という子供は多く、小学生で9時間半~10時間の睡眠が取れているかどうかチェックしましょう。

質の高い睡眠を取る

眠りが浅くても成長ホルモンの分泌は十分でなくなるため、ぐっすり眠れるような工夫も必要です。そのポイントに寝る前の過ごし方があり、つい寝る直前までテレビやスマホなどの画面を見てしまいがちですが、なるべく早めに見ることをやめましょう。

強い光を見続けると興奮してなかなか寝付けなくなるためで、寝る前には心身が落ち着ける時間を取ることがおすすめです。

(まとめ)アルギニンには即効性がある?

1.アルギニンは食べ物に含まれる栄養素で即効性はありません

アルギニンに身長を伸ばす即効性はなく、早めに成果を求める時は専門医療機関へ出かけましょう。成長ホルモン治療が受けられれば、製剤を継続して投与することにより身長の伸びが期待できます。

また合わせて睡眠時間が不足しないよう心がけて過ごしましょう。

2.アルギニンを一度に大量に取っても即効性は期待できません

アルギニンは薬の成分ではないため、即効性はありません。非必須アミノ酸の一種で食べ物の成分のひとつであることから、継続して少しずつ取ることが役に立ちます。

もしサプリで一度にたくさん取ってしまうと下痢など副作用の起きる恐れがあるでしょう。

3.できるだけ早く身長を伸ばしたい時は専門医療機関に相談しましょう

アルギニンに成長ホルモン分泌に対する即効性を求めるより専門医療機関へ相談しましょう。すると必要に応じて成長ホルモン治療が受けられ、積極的に身長を伸ばす施術にチャレンジできる場合があります。

自己注射で行うため頻繁な通院を必要としな方法です。

4.睡眠時間を確保して成長の機会を逃さないことです

アルギニンや成長ホルモン製剤を生かすためにも、夜の睡眠時間を十分に取り、成長ホルモンの分泌を妨げないようにしましょう。

そのためには睡眠不足を避け、寝る直前までテレビやスマホを見ないようにし、落ち着いた時間を過ごすことです。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
沼倉 裕堅 医師
ぬまくら ひろかた/Hirokata Numakura
経歴
東北大学医学部医学科 卒
湘南藤沢徳洲会病院 内科・救急科・整形外科
いわき市医療センター 整形外科
竹田綜合病院 整形外科
山形市立病院済生館 整形外科
Mahidol Univ. Ramathibodi hospital 整形外科(タイ)
いしがみ整形外科クリニック
西新宿整形外科クリニック

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 沼倉 裕堅 医師