水泳は骨端線を伸ばすために効果的な運動の一つだと言われています


水泳は体全体の筋肉を動かして行う運動であり、多くの骨端線が刺激を受けて骨の生成が促させる作用が期待できます。
さらに、血流が促されて骨端線の軟骨細胞へ栄養が行き渡りやすくなります。

泳ぎ方によっては無酸素運動となり、骨の成長を促す成長ホルモンを分泌させる疲労物質、乳酸を多く生成させることも可能です。

また、水泳は体が疲れるので夜しっかり眠れる、カロリー消費によりご飯がきちんと食べられるなどのメリットもあります。

水泳は全身運動なので、骨端線に良い刺激を与え、成長を促す作用があるとされています

運動は、一般的に骨端線を伸ばすのによいと言われています。
骨端線は骨のつなぎ目にある、軟骨細胞の集合体です。

骨端線の両端の骨端軟骨が細胞分裂によって増え、やがて硬い骨へと骨化して骨が徐々に伸びていくというメカニズムになっています。
体を動かすことで筋肉から骨へと刺激が伝わることで、骨端軟骨が活性化するため増殖スピードが加速するとされているのです。

水泳は全身の筋肉を使った運動なので、多くの骨端線が程よく刺激されるため、より骨の成長には効果的だと言えるでしょう。
また、水泳により全身の血流が促されるため、骨端細胞の増殖に必要な栄養素がしっかり行き届くといったメリットもあります。

さらに、水泳は時間をかけて長距離泳ぐ場合は有酸素運動、短い距離を短時間で泳ぐ場合は無酸素運動になります。
無酸素運動を行うと、乳酸という疲労物質が筋肉に溜まり、この乳酸には、骨端軟骨を活性化する成長ホルモンの分泌を促す作用があるのです。

成長ホルモンの分泌量を増やせるという側面からも、水泳は骨の成長に効果的な運動だと言えるでしょう。

水泳は体への負荷も軽く、夜ぐっすり眠れるなどメリットが多い運動です


水泳は、地上の重力の約6分の1という水中で体を動かすため、膝や腰などにかかる負荷が陸上に比べると軽くなります。
体の機能が未発達でまだ成長段階のお子さんにとっては、関節などを傷めにくく、体に優しい運動だと言えるでしょう。

さらに、全身の筋肉をくまなく動かすので水泳後に体はかなり疲労します。
夜寝つきがよくなり、ぐっすり眠れるというメリットもあるでしょう。

骨端線の軟骨細胞の分裂を促進する成長ホルモンは、夜ぐっすり眠っている間に盛んに分泌されます。夜熟睡してきちんと睡眠を摂ることは骨の成長につながるため、水泳などの運動は眠りを助ける役割も果たしていると言えるのです。

また、水泳はカロリー消費も激しいので、泳いだ後は空腹になります。
普段小食のお子さんでも、水泳をやることでお腹が空きやすくなる可能性があるでしょう。
食事をしっかりとれるようになれば、それだけ骨の成長に必要な栄養素もきちんと摂取できるため、骨端線の伸びも促進される結果となります。

バレーボールなどの跳躍系の運動や、適度な筋トレも骨を伸ばすのに効果的だとされています

水泳以外にも主に上下に刺激が加わる、跳躍系のスポーツも骨端線の伸びによいとされています。
運動により骨を縦方向に引っ張ることで、骨端線が刺激を受けて背骨や大腿骨など身長と関係する骨の成長が促進され、伸びやすいとも言われているのです。

たとえば、バレーボールやバスケットボールなどが当てはまります。
ただし科学的根拠はないので、必ずしも身長が伸びるとは断言できませんが、可能性は高いと言われています。

そして、適度な筋トレも成長ホルモンの分泌を促す乳酸が生成されるため、結果的に骨端線を伸ばすのに効果的だとされているのです。
一方で、とくに筋トレは負荷がかかりすぎると柔らかくて脆い軟骨細胞や関節を破壊、変形させ骨の成長をストップさせてしまうリスクがあります。

大人のようにマシンを使わないで、腹筋や腕立て伏せなど自身の体重を生かしたトレーニングが適していると言えます。

また、バレーボールなど骨の伸びによいスポーツであっても、練習量が多いなど過剰に行うと、却って骨端線を損傷する場合もあるので注意しましょう。

(まとめ)水泳をすると骨端線が伸びるって本当?

1.水泳は骨端線を伸ばすために効果的な運動の一つだと言われています

全身運動である水泳は、骨端線に刺激を与えやすく軟骨の生成を加速させる作用があると言われています。
また、血流が促されやすく骨の成長にも効果的であり、疲れるので睡眠がしっかりとれるなどのメリットもあるでしょう。

2.水泳は全身運動なので、骨端線によい刺激を与え、成長を促す作用があるとされています

水泳は全身の筋肉を動かす運動であり、骨端線にも良い刺激が加わるので軟骨の生成が進み、骨が作られやすくなります。
短距離を短時間で泳ぐと無酸素運動となり、成長ホルモンの分泌を促す疲労物質、乳酸が作られるため骨の成長にも効果的に作用するのです。

3.水泳は体への負荷も軽く、夜ぐっすり眠れるなどメリットが多い運動です

水泳は浮力が働く水中で体を動かすため、関節に負荷がかかりにくく、体が未発達なお子さんに優しい運動だと言えます。
また全身運動なので泳いだ後は体が程よく疲れるため、夜ぐっすり眠れる、空腹になるので食事がしっかりとれるといったメリットもあるでしょう。

4.バレーボールなどの跳躍系の運動や、適度な筋トレも骨を伸ばすのに効果的だとされています

バレーボールなど骨を縦に引っ張るようなスポーツも、軟骨の増殖が促されやすいと言われています。
ただ、大きな負荷をかけた筋トレや長時間運動を続けることは、骨端線を損傷するリスクもあることを覚えておきましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

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運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 齋藤まい医師