骨端線は骨の境目にある軟骨集合体で、骨端軟骨は骨端線の端にある軟骨部分という違いがあります


骨の成長の話にはよく骨端線や骨端軟骨というワードが出てきて、わかりにくいですが、両者には違いがあります。
骨端線は骨と骨のつなぎ目に当たる部位で、軟骨組織の集合体とも呼ばれているものです。

骨端軟骨は、骨端線の端から骨が伸びていく部位のことで、中心に骨端核という骨の元が存在しています。

骨端線や骨端軟骨を成長させるには、脳から分泌される成長ホルモンが必要となります。
分泌を促すには、十分な睡眠や適度な運動、栄養満点の食事が欠かせません。

骨のつなぎ目に存在する骨端線の周辺にあるのが骨端軟骨です

基本的に、大人と子供では骨の構造は違います。
成長期のお子さんの骨は、中心の骨幹部とその先にある骨端部に分かれており、その境目に骨端線が存在します。

骨端部には、成長軟骨とも呼ばれる骨端軟骨が存在し、成長とともに増殖していくものです。やがて、骨端軟骨の中心部には骨端核という丸い豆のような形をした骨の芯ができます。
骨端核には、たっぷりの栄養が含まれた血液が流れ込むため、しっかりとした丈夫な骨へと変化していきます。

成長期をすぎると、骨端部全体が硬い骨になるため骨端線が徐々に幅を狭めていくのです。そして、骨幹部と骨端部が癒着する形で完全にくっつくので、骨端線は消滅していきます。

そのため、骨端線や骨端軟骨というのは子供の頃のみ存在し、大人になるとなくなるため、骨の成長もストップするというわけです。
骨端線の閉鎖年齢というのも大体決まっていて、一般的には男性で17~18歳頃、女性では15~16歳頃となっています。

ただし、閉鎖年齢には個人差があるので20歳になっても閉鎖していないケースもありますが、着実に閉鎖の時期は近づいていると言えます。

骨端軟骨を増やし骨端線を伸ばすには生活改善が必要です


お子さんの身長を伸ばすには、骨端軟骨の増殖を促し、骨端線を伸ばして骨を着実に成長させることが大事です。
そのためには、骨端線の端にある軟骨細胞を活性化させ、軟骨を生成して骨化させる必要があるでしょう。

脳の下垂体から分泌される成長ホルモンは、軟骨細胞を活発にさせる働きを担っています。この成長ホルモンは、睡眠中に多く分泌されるので夜しっかり眠る生活というのが大事です。
また、深い眠りに入る際に分泌が盛んになるのでぐっすり眠ることもポイントとなります。

熟睡の為には寝る前2時間前に食事を、1時間前に湯船に浸かる入浴を済ませて心身をリラックスさせ、部屋を暗くするなど、睡眠環境を整える必要があるでしょう。しっかりとした丈夫な骨へと変化していきます。

昼間の運動は、夜の睡眠にもつながる上に骨端線にも程よい刺激が伝わり、軟骨細胞を活発化する効果が期待できます。

さらに、骨を作るタンパク質や骨を太くするカルシウム、他にもマグネシウムやビタミンDといった栄養素も食事からしっかり摂取することも大切です。
栄養バランスのとれた食事がとれるように、親御さんはメニューを考えてあげてください。

骨端線や骨端軟骨は損傷することもあるので注意が必要です

骨端軟骨は柔らかく脆いので強い負荷がかかったり、衝撃を受けたりすると壊れて、変形する可能性があり、骨端線も損傷するリスクがあります。

スポーツは骨端線の成長にもよいとされていますが、体の一部分に重い負荷がかかる筋トレや長期間の運動などは、骨端軟骨に負担となる場合があります。

さらに、転倒や物がぶつかる、スポーツ時のケガなどにも注意は必要です。
ただ、骨端線が損傷しても専門医を受診して、きちんと処置を受け、しばらくの間運動を中止して安静にしていればやがて回復します。

そのため、骨端線や骨端軟骨に一時的にダメージを受けても骨の成長には影響を及ぼさないケースがほとんどです。

一般的に骨端線は損傷すると、患部に腫れや痛み、皮下出血などの症状が起こります。
しかし、多少のことだからとそのまま放置すると骨がズレたまま癒着して変形したり、骨が伸びなくなったりするリスクもゼロではありません。

骨端線の損傷程度はレントゲンを撮ればわかるので、少しの異常であっても念のため、専門クリニックの受診されることをおすすめします。

(まとめ)骨端軟骨と骨端線の違いとは?

1.骨端線は骨の境目にある軟骨集合体で、骨端軟骨は骨端線の端にある軟骨部分という違いがあります

骨端線は骨の境目にあり、骨端線の端から作られていき、骨の成長を担うのが骨端軟骨です。骨を伸ばすには、成長ホルモンの分泌を盛んにする睡眠や運動、栄養のある食事が必要です。

2.骨のつなぎ目に存在する骨端線の周辺にあるのが骨端軟骨です

骨幹部とその先の骨端部にあるのが骨端線で、骨端部には骨端軟骨が存在し、骨の成長を司っています。
やがて骨が成長すると、骨端部と骨幹部が癒着して骨端線が消滅し、閉鎖するため大人になると骨端線はなくなります。

3.骨端軟骨を増やし骨端線を伸ばすには生活改善が必要です

骨端軟骨を増やして、骨を成長させるには軟骨細胞を活性化する成長ホルモンの分泌を促すことが大事です。
そのためには、夜ぐっすり眠ることや適度な運動、骨によいとされる栄養バランスのとれた食事を生活に取り入れる必要があります。

4.骨端線や骨端軟骨は損傷することもあるので注意が必要です

骨端線や骨端軟骨は衝撃に弱いので、ケガや疲労により損傷する可能性もあります。
損傷しても早めに処置すればほぼ問題ありませんが、放置すると骨の成長に影響を及ぼす場合もあるので注意が必要です。

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監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
沼倉 裕堅 医師
ぬまくら ひろかた/Hirokata Numakura
経歴
東北大学医学部医学科 卒
湘南藤沢徳洲会病院 内科・救急科・整形外科
いわき市医療センター 整形外科
竹田綜合病院 整形外科
山形市立病院済生館 整形外科
Mahidol Univ. Ramathibodi hospital 整形外科(タイ)
いしがみ整形外科クリニック
西新宿整形外科クリニック

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
住所 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-21-3 新宿大京ビル7階
お問い合わせ 0120-962-992
院長 沼倉 裕堅 医師