成長ホルモンが作られる場所は脳下垂体です


ホルモンは身体の働きを調整する物で、内分泌腺で作られており、成長ホルモンはそのひとつです。

内分泌腺のうち成長ホルモンが作られる場所は脳下垂体で、脳の奥にあるとても小さな部位ですが、あらゆる身体の働きを促しています。
しかし過度なストレスを受けると成長ホルモンの分泌が阻害されやすいので、適度にストレス発散をさせてあげることも大切です。

もし脳下垂体からの成長ホルモン分泌が心配な時は整形外科などへかかってみましょう。

内分泌腺は成長ホルモンなどが作られる場所です

体内のあらゆる働きを調整しているのがホルモンですが、ホルモンの作られる場所が内分泌腺で、その中の脳下垂体で成長ホルモンは作られています。
脳下垂体とは脳の奥にある視床下部のさらに下にある部位で、大きさはとても小さく、さらに脳下垂体前葉と脳下垂体後葉に分かれています。

そして脳下垂体前葉で分泌されるホルモンには、成長ホルモンの他に甲状腺刺激ホルモン・副甲状腺刺激ホルモン・副腎皮質刺激ホルモン・性腺刺激ホルモンがあります。
脳下垂体後葉では、抗利尿ホルモンや子宮収縮ホルモンの分泌がされているのです。
小指の先ほどの大きさしかない脳下垂体ですが、これだけ多くのホルモンが作られている場所であり、重要な部位と言えます。

それからホルモンの分泌は適度な量を保たれていることが必要で、少なくても多くても身体に何かしらの症状が現れる可能性があるのです。
気になる症状がある時は早めに病院でみてもらうことをおすすめします。

ストレスの影響を受けやすいため適度にストレス発散をしましょう


脳下垂体から十分成長ホルモンを分泌させるためには十分な睡眠は欠かせませんが、過度のストレスは分泌に悪影響を及ぼす可能性があります。
そのためお子さんにはストレス発散を適度にさせてあげるようにし、ストレスがたまりすぎないよう配慮しましょう。

おすすめのストレス発散方法は適度な運動で、運動後には成長ホルモンの分泌が行われることからも適していると言えます。
しかし激しすぎる運動で疲れすぎてしまうと食欲が落ちたりしっかり眠りづらくなったりするため、心地よい疲労感が得られるような内容を心がけましょう。

運動が苦手なお子さんの場合はウォーキングのような運動を行い、運動強度を上げることより定期的に継続して行うことを目指しましょう。
時間がなく運動の時間が取りづらい時には寝る前にストレッチを行なうなどして身体を動かしてストレス発散する機会を用意してあげてはいかがでしょうか。

また、お子さんに対してあらゆる配慮をしすぎるあまり重荷に感じてしまうこともあるので、過度にお子さんにさまざまな対策を行わせようとしないよう気を付けることも必要です。

成長ホルモンの分泌に心配がある時は受診する方法もあります

成長ホルモンが脳下垂体から十分分泌されないと、子どもの場合は年齢の割に身長がよく伸びない場合があります。
平均より大幅に背が低かったり、背の伸びが悪かったりすると成長ホルモンの分泌不足が影響している可能性があるのです。

もしお子さんの身長の伸びから成長ホルモンの分泌を不安に思う時は、整形外科を受診してみましょう。整形外科の中でも低身長の専門医が在籍しているクリニックを選ぶことがおすすめで、受診するとカウンセリングや検査結果を元に成長ホルモンの分泌が不足しているかどうかなど原因を考えていきます。そして必要があればより詳しい検査を行なったり、効果が期待される時にはホルモン療法が提案されたりします。

ホルモン療法では成長ホルモン剤を使った施術が行われるので、お子さんの身体に大きな副作用が出る心配もなく改善に取り組めるのが特徴です。
それにホルモン療法でお子さんのコンプレックスを解消することもストレス解消につながることがあり、その点からも適した方法のひとつと言えます。

(まとめ)成長ホルモンが作られる場所はどこ?

1.成長ホルモンが作られる場所は脳下垂体です

内分泌腺でつくられるホルモンは身体のあらゆる働きを調整しているもので、その中のひとつに成長ホルモンがあります。成長ホルモンが作られる場所は脳下垂体で、過度なストレスがかかると分泌に影響が出るため適度にストレス発散させてあげましょう。

2.内分泌腺は成長ホルモンなどが作られる場所です

内分泌腺でホルモンは作られており、その中でも成長ホルモンは脳下垂体で作られています。その他にもあらゆるホルモンを分泌している部分ですが、ホルモンは適度な量が分泌されることが大切で、少なくても多くても身体に症状が現れる可能性があります。

3.ストレスの影響を受けやすいため適度にストレス発散をしましょう

成長ホルモンを脳下垂体から十分分泌させるには、睡眠不足だけでなく過度なストレスも解消することが必要です。ストレス解消には適度な運動がおすすめで、運動後に成長ホルモンが分泌されることからも適した方法と言えます。

4.成長ホルモンの分泌に心配がある時は受診する方法もあります

脳下垂体で作られる成長ホルモンの分泌が不足していると、子どもの場合低身長になる恐れがあります。整形外科で低身長の専門医に相談すると、原因を探ってそれに合わせた施術を受けることが期待できるので、不安な時は受診してみましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
沼倉 裕堅 医師
ぬまくら ひろかた/Hirokata Numakura
経歴
東北大学医学部医学科 卒
湘南藤沢徳洲会病院 内科・救急科・整形外科
いわき市医療センター 整形外科
竹田綜合病院 整形外科
山形市立病院済生館 整形外科
Mahidol Univ. Ramathibodi hospital 整形外科(タイ)
いしがみ整形外科クリニック
西新宿整形外科クリニック

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運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 沼倉 裕堅 医師