成長ホルモンの分泌量に男女差はありません


男女の最終的な身長は男性の方が高くなることが多いですが、これは成長ホルモンの分泌量に差があるからではありません。
背が高くなる時期に男女差はありますが、成長ホルモンの分泌が盛んになる時期が違うだけで量はそれほど違っていないのです。

よりお子さんの身長を高くしてあげたい時心がけることは、思春期の到来を少しでも遅らせることです。思春期を過ぎると大人になり、骨が伸びることが難しくなってしまうことから生活習慣に気を付けて子どものうちによく身長を伸ばしてあげましょう。

分泌量の男女差はなく身長が伸びる時期には違いがあります

子どもの年齢で成長ホルモンの分泌量について、大きな男女差はありませんが、子どもの背が伸びる時期には違いがあります。
一般的に女性の方が男性よりも早く背が高くなり思春期を迎え、大人の身体になっていくことが多いのはこのためです。

さらに詳しく成長ホルモンの分泌の時期について解説すると、実は2~3歳の時だけ女性の方が分泌量が多くなっています。
それに2~3歳は子どもの時期の中でも最も成長ホルモンの分泌が盛んになる時期で、それ以降は次第に落ち着いていき、再び思春期を迎えようとする頃に分泌が盛んになります。

この2度目に成長ホルモンが多く分泌される時期は、女性の場合は12~13歳で実は男性も12~13歳の頃となりその後は次第に分泌量が減っていきます。
そして12~13歳以降は少しですが女性よりも男性の方が成長ホルモンの分泌量は多くなっています。

思春期を迎える時期は女性の方が男性よりも早いことが多いものの、成長ホルモンの分泌が盛んになる時期にはそれほど差がありません。

より身長を伸ばすには思春期の到来を遅らせることです


男女共に、お子さんの身長は十分伸ばしてあげたいと考える親御さんは多いのではないでしょうか。
特に男性はより高い身長でありたいと望む人が多いことから、子どものうちにしっかりと身長を伸ばしてあげる配慮をしてあげましょう。

そのためのポイントのひとつに思春期の到来を遅らせることがあり、生活習慣の改善をすることがおすすめです。思春期をすぎてしまうと身体が大人になるため、背を伸ばすために骨を伸ばすことが難しくなってしまいます。

なぜなら大人の骨には子どもの骨のような骨端線と言う軟骨細胞でできた部分はなく、骨端線すでに石灰化して硬い骨になっているからです。

睡眠不足は思春期を早めやすい

成長ホルモンの十分な分泌に睡眠は欠かせませんが、睡眠不足になると思春期の到来を早めやすいと言われています。

実際に日本の子どもたちはアメリカの子どもたちと比べて睡眠時間が短く、その分早く思春期が訪れるために身長の伸びが早くにストップしているのです。
もともとアメリカの人は身体が大きくなるものと思っているかもしれませんが、日本人でも背が高い人はおり、子どもの頃に十分な睡眠時間を継続して取っていることで大人になるまでにしっかりと背を伸ばすことができているからです。

お子さんの年齢に対する身長が不安な時は専門医に相談しましょう

男女共にお子さんの身長で心配がある時には、整形外科の低身長専門医に相談してみてはいかがでしょうか。もし早めに身長の伸びについての心配に気づくことができれば、施術のスタートも早くなるので、お子さんが身長に対するコンプレックスに悩まされることも少なくなるはずです。

まず低身長かどうかを知りたい時は、母子手帳などに載っている成長曲線でお子さんの年齢の身長をチェックしてみましょう。
これまでの身長の推移もわかるとなお判断がしやすいはずで、医師も成長曲線を診断の時に利用しています。

そして整形外科を受診するとまずカウンセリングやX線写真・血液検査などの検査を行ってその結果から成長ホルモンの分泌などについての判断を行います。
すると生活の仕方のアドバイスを受けることや、必要があって効果も期待できれば成長ホルモン治療を提案されることがあるのです。

もし成長ホルモン治療について知っておきたい時には、病院が開いている説明会へ出席してはいかがでしょうか。
診療ではなく無料で行っていることもあり、個別質問も受け付けているところに参加するとより安心して施術に臨みやすくなります。

(まとめ)成長ホルモンの分泌に男女差はある?

1.成長ホルモンの分泌量に男女差はありません

成長ホルモンの分泌量に男女差はありませんが、よりお子さんの背を高くしてあげたい時には、男女共に思春期の到来を遅らせることがポイントです。思春期後の大人の身体では骨が伸びることは難しくなるため、子どものうちによく背を伸ばしてあげましょう。

2.分泌量の男女差はなく身長が伸びる時期には違いがあります

成長ホルモンの分泌量での男女差はほとんどありませんが、子どもの背が高くなる時期には違いがあり、女性の方が早く身長が伸びる傾向にあります。まず2~3歳頃に成長ホルモンの分泌は盛んになり、その後12~13歳頃に再び分泌が盛んになります。

3.より身長を伸ばすには思春期の到来を遅らせることです

思春期の到来が遅くなると子どもの期間が長くなり、その分成長ホルモンが身長を伸ばすよう促すのでより背が高くなりやすいのです。睡眠不足は思春期の到来を早めやすいので、十分な睡眠を取らせてあげましょう。

4.お子さんの年齢に対する身長が不安な時は専門医に相談しましょう

お子さんの身長に心配がある時は、整形外科で低身長の専門医と相談してみましょう。カウンセリングや検査の結果を元に施術内容を決定し進められていきます。
時には成長ホルモン治療を行って直接ホルモンの不足を補うこともあります。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 齋藤まい医師