成長ホルモンの分泌促進には無酸素運動などの運動を適度に継続して行うことが大切です


成長ホルモンの分泌を良くするためには必ずしも無酸素運動だけをすればよいわけではありません。
もちろん有酸素運動を行っても成長ホルモンの分泌には役立つので、どちらも適度に継続して行うようにしましょう。

運動を行うことで適度な疲労感が生まれ、夜寝る時には深い眠りにつきやすくなります。
すると、成長ホルモンの分泌が十分行われることにつながるのです。

また、食事内容にも気を付けることで骨を伸ばす働きをサポートし子どもの身長を伸ばしやすくします。

運動をすると運動後に成長ホルモンが分泌されます

無酸素運動とは筋トレなどのような短時間に大きな力を使って身体を動かす内容のもので、運動後には成長ホルモンの分泌が望めます。
しかし、運動後の成長ホルモン分泌については有酸素運動後にも行われることから、無酸素運動に限らず運動全般を適度な内容で定期的に行うようにすることが、成長ホルモンのスムーズな分泌につながると言えます。

もし太りすぎがやや気になる場合には、無酸素運動後に有酸素運動に取り組むと脂肪燃焼にも役立つと言われています。
運動しなければいけないと思って無理な強度や内容に取り組んでしまうと疲れすぎて眠れなくなったり食欲が落ちたりしやすいため、お子さんの体力などに合った運動に取り組ませてあげましょう。

身体を動かすことができれば良いので外遊びを積極的にすすめることもひとつの方法です。
毎日楽しく外で身体を動かしていれば、改めて運動の時間を取る必要もなく、お子さん自身も楽しく遊んでストレス発散もできることからメリットの多い方法としておすすめです。

睡眠や食事も合わせて配慮すると成長ホルモンの分泌に役立ちます


成長ホルモンが十分分泌されるためには、運動だけでなく睡眠や食事といった日頃の生活習慣を振り返ることが必要です。
睡眠と食事にはいくつか気を付けたいポイントがあるので、それらを踏まえて成長ホルモン分泌を促していきましょう。

睡眠時間はしっかり取る

慢性的に睡眠が不足すると、運動後や日常の疲労が取れないだけでなく、成長ホルモンの分泌が十分行われなくなってしまいます。

そのため睡眠時間は十分取らせてあげるよう心がけ、特に疲れている時はより長めに寝るよう促しましょう。高校生、中学生になるともう長い睡眠はいらないと思う人もいますがまだ大人よりも長い睡眠時間が必要で、高校生は8時間位、中学生から小学校高学年で9時間くらいは必要です。

タンパク質を全ての食事で取る

成長ホルモンの分泌促進にタンパク質が役立つと言われていますが、その他にタンパク質が豊富にあることで身長を伸ばすことにも役立ちます。
なぜなら子どもの骨が伸びる部分は軟骨細胞でできており、その軟骨細胞を増やすにはタンパク質が欠かせないからです。

そのため1日3回の食事や間食では、肉・魚・卵・乳製品・大豆製品などをまんべんなく取り入れてタンパク質をしっかり取ることのできるメニューを用意しましょう。

運動をしても成長ホルモンの分泌に不安がある時は受診がおすすめです

運動の他に睡眠や食事の内容で気を付けていても、なかなかお子さんの身長が伸びなかったり平均よりかなり下回ったりする時は、整形外科で低身長についての相談をしてみてはいかがでしょうか。
受診すると病院では問診や検査を行ってお子さんの状態を把握し、どういった施術が必要かを判断します。

もし治療が必要と判断されたときには、直接成長ホルモン剤を投与して不足する成長ホルモンの量を調整する治療がすすめられることもあります。
口から成長ホルモン剤を取っても吸収されてしまい働かないので、注射で投与することになりますが、自宅でごく短い針の注射器を使って投与していくのです。

病院などで目にする注射をイメージすると、きちんとできるか不安になるかもしれませんが針がとても短いことや、医師・看護師によって打ち方を指導されできるようになってからスタートするので安心して始められます。
また病気が原因で成長ホルモン治療を行う時には保険適用されることがあります。

(まとめ)成長ホルモンの分泌促進には無酸素運動がいいの?

1.成長ホルモンの分泌促進には無酸素運動などの運動を適度に継続して行うことが大切です

無酸素運動だけでなく有酸素運動も成長ホルモンの分泌促進に役立ちますが、どちらも適度に継続して行うことがポイントです。運動による疲労は質の良い睡眠を導くので、睡眠中に十分な成長ホルモンの分泌が期待できます。

2.運動をすると運動後に成長ホルモンが分泌されます

筋トレのような短時間に大きな力を使う無酸素運動は、運動後に成長ホルモンを分泌しますが、有酸素運動においても同じことが期待できます。運動は適度な内容を定期的に継続して行うことが大切です。

3.睡眠や食事も合わせて配慮すると成長ホルモンの分泌に役立ちます

運動と合わせて十分な睡眠とタンパク質をしっかり取れる食事を心がけましょう。睡眠は運動や日常の疲労回復にも欠かせないものであり、タンパク質は子どもの身長を伸ばす時特に必要な栄養素です。

4.運動をしても成長ホルモンの分泌に不安がある時は受診がおすすめです

生活習慣に気を付けてもお子さんの身長がほとんど変わらない時は整形外科で低身長について相談してみましょう。必要に応じて生活上のアドバイスや成長ホルモン治療を受けることができ、お子さんの身長をよく伸ばすためのことに取り組めます。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

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運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 齋藤まい医師