閉じた骨端線を開く方法は、残念ながらないと考えられています


骨端線は、性別や体質、生活習慣によって多少年齢に個人差はありますが、骨の成長が止まると自然に閉じていきます。
そして、一度閉じた骨端線を再び開く方法は、残念ながらないと考えられています。

そのため、骨端線が開いている間に食事や十分な睡眠、適度な運動など取り入れた骨に良い生活習慣を実践していくことで、骨の成長が望めます。
ただ、骨の成長不全による低身長は疾患が原因の場合もあるので、低身長が気になる方は早めに専門医に相談してみることをおすすめします。

骨端線は大人になるにつれ徐々に閉じていき、再び開くことはないとされています

骨端線を構成する軟骨細胞は、脳下垂体から分泌される成長ホルモンにより活発化して、増殖が促されます。
この成長ホルモンは年齢と共に徐々に分泌量が減っていき、男性は平均して17~18歳、女性は平均して15~16歳で骨端線が閉じると言われています。

ただ骨端線の閉鎖時期は体の骨の部分によって異なり、個人差があるので一概には言えません。
男性で25歳頃、女性でも23歳頃まで骨端線が開いているというケースも稀にあるからです。

思春期に入り、性ホルモンが分泌され始めると成長ホルモンの分泌も一気に増えて、骨端線の伸びも加速します。
しかし、性ホルモンには逆に骨端線を固める作用もあります。そのため、体が成熟して大人になると骨の成長は自然にストップするので、骨端線が閉じてしまうのです。

でも、一旦閉じた骨端線を再び開く方法もあるのではと考える方もいるかもしれませんが、残念ながら再び開く方法は医学的に発見されていません。

骨端線が開いている間に、骨を伸ばす生活習慣を身につけましょう


骨端線は大人になると自然に閉じてしまい、再び開く方法はないとされています。
そのため、身長を少しでも伸ばすには骨端線が開いてる間に、骨の成長を促す生活を習慣化させることが大事です。

まず、骨端線を作っている軟骨組織の栄養素となるたんぱく質を始め、ビタミンやミネラル、炭水化物など体の成長に必要な栄養素をバランス良く食事で摂取する必要があります。
さらに、軟骨組織を活発化させる成長ホルモンは、睡眠中に分泌がさかんになるとされています。

夜はぐっすり眠って十分睡眠時間を確保し、朝は決まった時間に起きるという規則正しい生活を習慣化させることも大切です。
そして、適度な運動も骨端線に刺激を与えて、骨の成長を促すことにつながります。

運動のやりすぎや負荷の高い筋トレなどが逆効果ですが、ジャンプする、走りながらボールを蹴るなどの動きを取り入れた、バレーボールやサッカーなどの運動は、骨を伸ばすのに効果的だと言われています。

骨の成長が心配な場合は、できるだけ早期に専門医への受診を検討しましょう

骨端線が開いていて、骨に良い生活を送っていれば、年齢と共に自然に軟骨組織が増えて骨が成長します。そして、手足や背骨などが徐々に長くなり、身長も伸びていきます。

ただ、年齢における平均身長よりもお子さんの身長がかなり低い場合などは、骨がきちんと成長しているのか?低身長なのでは?と親御さんも心配になりますよね。

そんな場合は、できるだけ早めに小児身長外来のある専門病院の受診をおすすめします。
骨は脳下垂体にある成長ホルモンが肝臓に作用して、肝臓から分泌される成長因子が軟骨芽細胞を増殖させるというメカニズムにより、成長していきます。
そのため、成長ホルモンや肝臓で作られる成長因子の分泌量が少なかったり、その作用が何らかの原因で阻害されていたりすると身長の伸びに影響を及ぼします。

骨の成長にはタイムリミットがあることを考えると、早期に骨の成長不足の原因を検査して、異常があればホルモン補充療法など適した治療法を行うことで、骨の成長が見込める可能性もあるので検討してみましょう。

(まとめ)閉じてしまった骨端線を開く方法ってあるの?

1.閉じた骨端線を開く方法は、残念ながらないと考えられています

骨端線は誰でも大人になるにつれ、自然に閉じていき再び開く方法はないとされています。そのため、骨端線が開いている間に栄養バランスの良い食事や十分な睡眠をとるなど、骨の成長を促す生活を送ることが、骨を伸ばすのには大事だと言えます。

2.骨端線は大人になるにつれ徐々に閉じていき、再び開くことはないとされています

骨端線を作る軟骨組織は、成長ホルモンにより増殖が促されますが、年齢と共に成長ホルモンの分泌が減り、骨の成長が止まって骨端線は閉じます。一度閉じてしまった骨端線を再び開く方法はないと医学的に考えられています。

3.骨端線が開いている間に、骨を伸ばす生活習慣を身につけましょう

骨端線が一度閉じると、再び開く方法は残念ながらありません。そのため、骨端線が開いている間に、軟骨組織の栄養となるたんぱく質を主とした栄養バランスの良い食事や、成長ホルモン分泌を促す睡眠をしっかりとることが骨の成長に効果的だとされています。

4.骨の成長が心配な場合は、できるだけ早期に専門医への受診を検討しましょう

骨端線が存在し、骨の良い生活を送っていても身長が伸びないことが気になる場合は、早めに専門医を受診したほうが良いでしょう。低身長の原因を検査によって突き止め、適した治療法を受けることで骨の成長を促すことができる場合もあるからです。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 齋藤まい医師