骨端線が閉じる順番は明確ではなく、個々のケースで異なります


骨端線は骨の成長が止まることによって閉じますが、体の各骨で閉じる順番は明確ではありません。

ただ、手足から太ももや脛、腕、そして背骨などの胴体という順に骨が伸びるので、その順で閉じていくのではと考えられていますが、医学的な根拠はありません。
さらに、個々のケースで閉じる順番も異なるので一概には言えません。

骨端線が閉じているかは、レントゲン撮影によって判断できるので、心配な方は一度専門の病院を受診しましょう。

骨端線は骨によって閉じる時期が異なると考えられています

大人になるにつれて骨の成長が止まって、骨端線は徐々に閉じていきます。
骨端線が閉じる際、どの骨から先に閉じていくのかという順番に関しては個々のケースで異なるので、一概には言えません。

ただ骨の成長でいうと、体の先端から中心に向かって進みます。
つまりまず手首から指にかけての、足首から指のかけての骨から成長し始め、さらにその上の上腕や前腕の骨、脛や太ももの骨、そして最後に背骨、つまり胴体の骨という順で成長していきます。

そのため、一般的には成長し始めた骨から順に、成長が止まり骨端線が閉じていくのではないかと考えられています。
もちろんすべての人にきちんと当てはまるわけではないので、たとえば、手の骨端線が残っているのに脛の骨端線が先に閉じてなくなるという場合も大いにありえます。

体のさまざまな部位に存在する骨端線は、成長のピークを越えると徐々に閉じていきます。
男性だと大体17、8歳で女性だと少し早くて15、6歳でほぼ体のすべての骨端線が閉じるとされています。
ただ、稀に20歳を超えても骨端線が残っていて、身長が伸びるというケースもあります。

骨端線が閉じているかは、レントゲンにより調べることができます


骨端線が閉じてしまっているかを確認するには、レントゲンを撮影すると一目瞭然です。
お子さんが思春期前なら、わかりやすいので手のレントゲン画像でチェックする場合が多いようです。

骨端線はレントゲンでは映らないので、骨と骨の間に広い空間ができていれば骨端線が開いている状態となります。
逆に大人の手のレントゲンを見ると、骨と骨の間はぴったりくっついていて骨端線が閉じてしまっているのがわかります。

骨端線があれば、まだ骨が成長する可能性が高いと言えます。
ただ骨端線は思春期がくると徐々に閉じるので、お子さんの年齢で骨端線が閉じていないか、調べるには、骨盤のレントゲンを撮影するのがわかりやすいとされています。

身長の伸びには、頭蓋骨や背骨、太ももや脛の骨など縦につながる骨が影響しています。
中でも、胴体の骨は手や足の骨が伸びた後、最終的に成長する骨です。

そのため、骨盤周りの骨端線を見れば、身長が伸びる可能性があるか否かを判断しやすいからです。

骨端線の開閉や骨の成長が気になるなら、専門病院で検査を受けましょう

お子さんの骨の成長が同年齢の子と比べると遅い気がする、身長が伸びないか心配だという事なら、一度小児身長外来のある専門病院で検査を受けられることをおすすめします。

小児身長外来では、まず問診を行い出生時から現在までの発育状況を聞いて成長曲線を作り、お子さんの身長の伸びの推移を確認していきます。
さらに体の成長具合などの診察を行い、血液や尿を採取して、成長ホルモン量などを測定します。

骨端線を作る軟骨組織は、脳下垂体から分泌される成長ホルモンの作用で増殖が促されるため、成長ホルモンの分泌不全など骨の成長を阻害する疾患にかかっていないかなどを調べます。
そして、レントゲン撮影を行いお子さんと同年齢、同性の子との比較により骨年齢を調べます。

さらに骨端線の有無なども一緒に確認していきます。

2週間後位に検査結果の説明を行い、必要であればホルモン補充療法などの治療が始まります。
さらに染色体検査などさらに詳しい検査を行い、原因を解明して適した治療が行われます。

(まとめ)骨端線には閉じる順番ってあるの?

1.骨端線が閉じる順番は明確ではなく、個々のケースで異なります

骨端線が閉じる順序ははっきりとは判明しておらず、個々のケースによっても異なるので一概には言えません。レントゲン撮影で骨端線の有無がわかるので、お子さんの骨の成長が気になる方は、専門の病院で検査してもらうことをおすすめします。

2.骨端線は骨によって閉じる時期が異なると考えられています

骨端線が閉じる順序ははっきりしませんが、骨の成長が始まる手足、脛や太もも、腕、胴体の順で閉じていくのではないかと考えられています。しかし、個人個人によって順序は異なる場合が多く、一概には言えないとされています。

3.骨端線が閉じているかは、レントゲンにより調べることができます

骨端線が開いているかは、主に手のレントゲン撮影によってわかるとされています。手の指の骨と骨との間に隙間があれば骨端線が開いており、骨と骨がぴったりくっついていると閉じていることがわかります。

4.骨端線の開閉や骨の成長が気になるなら、専門病院で検査を受けましょう

骨端線が開いているか、骨の成長が気になる場合は専門病院で詳しい検査を受けると、はっきりするケースもあります。検査の結果、必要であればホルモン補充療法などの治療が行われ骨の成長が期待できる場合もあります。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

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運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 齋藤まい医師