成長期は疲労骨折が起こりやすいです


成長期の骨は未熟であり、大人の骨と比較するとやわらかいと言われています。成長期の過度な運動は、未熟な骨にストレスを与えるため「疲労骨折」と呼ばれる骨折が起こりやすくなるのです。

疲労骨折は普通の骨折と異なり、大きな外力がない状態で起こります。繰り返し同じ部位にストレスがかかることで起こりやすくなりますから、疲労骨折を予防するためにも過度な運動は避け、コンディションの調整を実施することが重要になってきます。”

成長期は疲労骨折が起こりやすい時期です

成長期の骨は大人の骨と異なり、未熟でやわらかいと言われています。大人の場合、基本的には大きな外力が瞬間的に加わることで骨折が起こります。

反対に成長期には、同じ部位に繰り返しの小さな外力がストレスとなり徐々に骨が損傷していく骨折が多いと考えられているのです。小さな外力が繰り返し起こることによって骨にヒビが入ったり、骨折したりする状態を疲労骨折と言います。

疲労骨折は成長期に起こりやすい骨折のひとつで、中足骨や頸骨、肋骨など多くの部位に起こります。他にも腰椎などにも起こり腰痛などの症状を引き起こしている原因になっている可能性もあるでしょう。

たとえばサッカーやバスケ、陸上などジャンプや走るなどの繰り返しの動作が、骨に負担となり疲労骨折が起こります。つまりスポーツを行っていれば、疲労骨折が起こるリスクは高いと言われているのです。

疲労骨折を予防するためには過度な運動を避けることが大切です


疲労骨折になると、骨に負担をかけないようにするため運動を行わない期間を設ける場合があります。運動を継続して行うためにも、疲労骨折を予防することが重要となります。

疲労骨折を予防するためにも4つのポイントを押さえることが大切です。

ストレッチ

運動前だけでなく、運動後のストレッチを行うようにしましょう。

運動前は、身体を動かしながら行う動的ストレッチをすることで運動のパフォーマンスがアップすると言われています。運動後は20秒以上かけてゆっくりと筋肉を伸ばすようなストレッチをしっかり行うようにしてください。

運動後のストレッチは筋肉の疲労を改善する効果が期待できます。

アイシング

運動後は関節や筋肉の炎症が起きている状態です。

そのため炎症を抑えるように、アイシングを行うようにしましょう。アイシングを行うことで炎症を抑え、痛みの予防になります。

過度な運動を避ける

骨に対するストレスを減らすためにも、過度な運動を避けることは大切です。成長過程に応じた適切な運動を調整するようにしてください。

栄養をしっかり摂る

栄養不足した状態では、骨は脆くなります。カルシウムだけでなく、たんぱく質やビタミンなど栄養素を多く摂取するように心がけましょう。

痛みがある場合には、早期に医療機関を受診するようにしましょう

疲労骨折は通常の骨折と異なり、急激に痛みがでることは少ないと言われています。徐々に痛みが強くなってくるため、疲労骨折が酷くなった状態で病院を受診することが多いとされているのです。

はじめは運動中だけ違和感や痛みなどの症状から、徐々に歩くだけでも痛みが現れてきます。そのため疲労骨折が酷くなると、運動だけでなく普段の生活にも影響を及ぼす可能性が高くなってくるのです。

疲労骨折の治療は、基本的には運動競技を禁止し、疲労骨折の部位の安静になります。疲労骨折が酷い状態になってしまうと、禁止期間が長くなります。

場合によっては、松葉杖を使用することもあるでしょう。疲労骨折を酷くしないためにも、成長期の痛みの訴えはできるだけ早めに医療機関を受診するようにしましょう。

医療機関でレントゲンやMRI検査などの検査を行うことで、早期発見に繋がります。また安静後、痛みが改善しても同様の運動を行うことで、疲労骨折を再発させる可能性もあります。

再発を予防するためにも、繰り返しの動作を避ける、運動量やコンディションの調整するなどを行うように心がけましょう。

(まとめ)成長期は骨折しやすいって本当?

1.成長期は疲労骨折が起こりやすいです

成長期の未熟な骨に繰り返しストレスが加わることで、疲労骨折が起こりやすくなります。疲労骨折を予防するためには過度な運動を避け、コンディションの調整を行うことが重要です。

2.成長期は疲労骨折が起こりやすい時期です

成長期の骨は未熟で柔らかいと言われています。大きな外力が加わって起こる通常の骨折とは異なり、小さなストレスが繰り返し加わることで疲労骨折が起こります。

中足骨や頸骨などさまざまな部位に起こります。

3.疲労骨折を予防するためには過度な運動を避けることが大切です

疲労骨折にならないためには、予防することが大切です。運動前には動的ストレッチを行い、運動後には筋肉をゆっくり伸ばすストレッチやアイシングを行ってください。

また過度な運動にならないよう調整すること、必要な栄養を多く摂取することも大切です。

4.痛みがある場合には、早期に医療機関を受診するようにしましょう

疲労骨折は通常の骨折と異なり、徐々に痛みが強くなっていきます。疲労骨折が酷くなると、運動だけでなく普段の生活にも影響を及ぼす可能性があります。

痛みがある場合には、早期に医療機関を受診するようにしましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 齋藤まい医師