成長期が何歳から何歳までというのは一概には言えないです


成長期は「何歳から何歳まで」と一概には言えません。なぜなら、個人差や男女差があると考えられているからです。

成長期には第一次成長期と第二次成長期があるとされており、このうち後者の時期がもっとも身長が伸びる時期だといわれています。
第二次成長期は「第二次性徴期」でもあり、一般的には男子が11歳6か月~16歳前後、女子が10歳~15歳前後とされています。

成長期は「第一次成長期」と「第二次成長期」に分けられます

成長期という言葉は、子どもの身体が大きく発育する期間のことを指しています。
成長期は思春期の数年間と同一期間ともいわれており、個人によって、また男女によっても差があると考えられています。

成長期は「何歳から何歳まで」と断定することができないのはそういった理由にあるといえます。

人の成長期は大きく分けると「第一次成長期」と「第二次成長期」の二つがあるとされています。
第一次成長期というのは、生まれたばかりの赤ちゃんが急激な身長の伸びを見せる時期のことを指していると考えられています。

新生児のときはわずか50㎝あまりだったのが、4歳になる頃には倍程度の身長になるといいます。
そして、第二次成長期は、一旦緩やかになった身長の伸びが急激に増加する時期と捉えられています。

この時期は「第二次性徴期」とも呼ばれており、一般的には男子が11歳6か月~16歳前後、女子が10歳~15歳前後に起こるといわれています。
早い場合は男子で9歳、女子で7歳7か月頃から始まるといいます。
遅い場合でも、男女ともに17~18歳前後までに成長期が終わると考えられています。

この時期を過ぎると、身長の伸びはほとんど見られなくなるといわれています。

成長期が終わると骨端線が閉じ、身長が伸びにくくなります


第二次成長期が過ぎると身長が伸びにくくなってしまうのはどうしてでしょうか?
それには「骨端線」という軟骨のような骨が関係していると考えられています。
骨端線は成長期の子どもにしか見られず、関節の付近に存在するといいます。
骨端線は骨端組織という組織からできており、この部分では新しい骨をつくるための「骨芽細胞」と呼ばれる細胞が働いているといわれています。

骨芽細胞の作用により骨端線が伸びる、つまり骨が伸びると捉えられているのです。
成長期の時期は骨芽細胞の働きが活発ですが、成長期が終わり骨が硬く変化するとともに骨端線も閉じていくと考えられています。

そのため、低身長症の治療方法である「成長ホルモン治療」においても、骨端線が閉鎖する時期が治療終了の目安とされています。
骨端線が閉鎖するということは、骨が成熟したからであるため、成長ホルモン投与の効果が期待できないといえるからです。

ですから、成長ホルモン治療を行うのであれば、なるべく早期の段階で開始することが推奨されています。子どもの骨が成熟しているかどうかは、手のレントゲン写真を撮ってもらえばわかります。

子どもの身長が標準下限を下回る場合、低身長症の可能性があります

子どもの低身長症は成長ホルモン治療で治る可能性があります。
まずは子どもの身長が本当に低いのかどうかを確認してみることをおすすめします。

子どもの身長は、年齢別に平均身長というものが算出されています。
例えば、10歳男子の平均身長は138.㎝、女子の平均身長は140.1㎝といった具合にです。
身長の標準範囲とされるのは、平均身長の+2SD~-2SDの幅とされています。

SDというのは、標準偏差のことを意味し、身長-平均身長)÷標準偏差値の計算式で算出することが可能です。そして、標準下限の数値を下回る身長である場合、低身長症である可能性が高いでしょう。

例えば10歳男子の場合は126.6㎝、女子の場合も126.6㎝が標準下限身長となっています。
そのため、子どもの身長がこの数値を下回るのであれば、低身長症を疑ってみてください。

また、年間の身長の伸びが同年齢同性別の子どもの年間成長率平均値の-1.5SD以下の状態が二年以上続く場合も、低身長症の可能性があるとされています。

(まとめ)成長期は何歳から何歳までを指すの?

1.成長期が何歳から何歳までというのは一概には言えないです

成長期には個人差や男女差があるとされています。子どもの身長がもっともよく伸びるとされているのは第二次成長期であり、第二次性徴期と同時期と考えられています。
男子が11歳6か月頃から、女子が10歳頃から始めるのが一般的です。

2.成長期は「第一次成長期」と「第二次成長期」に分けられます

成長期には赤ちゃんの「第一次成長期」と思春期の「第二次成長期」との二つがあるとされており、後者は第二次性徴期という呼ばれ方もしています。第二次成長期は男子が11歳6か月~16歳前後、女子が10歳~15歳前後に起こるのが一般的です。

3.成長期が終わると骨端線が閉じ、身長が伸びにくくなります

第二次成長期が終わると身長が伸びにくくなるのは、骨端線が閉鎖するからだと考えられています。骨端線の伸びは身長の伸びであり、骨芽細胞の作用によるものだといいます。
そのため、成長ホルモン治療終了の目安も骨端線が閉鎖する時期となっています。

4.子どもの身長が標準下限を下回る場合、低身長症の可能性があります

子どもの身長には年齢、性別ごとに平均値が算出されています。身長の標準範囲は平均身長の+2SD~-2SDの幅とされており、下限身長を下回る数値の場合、低身長症である可能性が高いと考えられています。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

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院長 齋藤まい医師