背を伸ばすことは基本的に成長期にしかできません


身長は成長期以外にも伸びることがあると言いますが、基本的には成長期の間にしか伸ばすことができません。

成長期には大きく分けて「第一次成長期」と「第二次成長期(性徴期)」の2つがあります。赤ちゃんが生まれてから、4歳くらいまでの時期が第一次成長期です。

第一次成長期を過ぎると身長の伸びは緩やかになっていきますが、それでも少しずつ背はのびます。思春期を迎える頃になると再び急激に背が伸び始めますが、この時期のことを第二次成長期や、第二次性徴期と呼んでいるのです。

これらの期間の間に身長を伸ばすことができなければ、基本的に身長は伸びなくなってしまいます。背へのアプローチは早めであることが大切でしょう。

成長期には第一次成長期と第二次成長期があります

成長期には大きく分けて「第一次成長期」と「第二次成長期(性徴期)」の2つがあります。生まれたばかりの赤ちゃんの身長は平均すると50cmほどです。

ところが4歳になる頃には、生まれた時の倍くらいまで身長が伸びます。この時期のことを第一次成長期と呼んでいます。

第一次成長期を過ぎると身長の伸びは緩やかになっていきますが、思春期を迎える頃になると再び急激に背が伸び始めます。そしてこの時期のことを第二次成長期とか、第二次性徴期と呼んでいるのです。

第二次成長期が何歳頃に訪れ、何歳頃に終わるのかについては個人差があります。一般的には女の子の方が早くに第二次成長期が訪れ、その時期は10歳くらいとされています。

男の子は平均すると11歳くらいに第二次成長期の訪れを迎えるということです。第二次成長期を終える時期は女の子で14才、男の子で16歳くらいとされています。

一般的には第二次成長期の終わりを迎える頃に、身長の伸びもストップするケースがほとんどのため、成長期の期間以外で身長の改善を望むのは難しいでしょう。

年齢ごとに主な成長因子は異なります


成長期には第一次成長期と第二次成長期の2つがあるということでしたが、第一次成長期と第二次成長期の間に「前思春期」と呼ばれる時期があります。前思春期は男の子の場合4歳から11歳まで、女の子の場合4歳から10歳までです。

背が伸びるときには成長因子(グロースファクター)が必要となりますが、第一次成長期と第二次成長期、そして前思春期ではそれぞれ成長因子が異なっています。生まれてから4歳までの第一次成長期に必要とされる主な成長因子は栄養です。

第一次成長期を終えて緩やかに背が伸びる前思春期を迎えると、主な成長因子が成長ホルモンに変わります。前思春期を終えると再び急激に背が伸びる第二次成長期を迎えますが、その際に必要とされる成長因子は性ホルモンです。

第一次成長期が人生の中でもっとも背が伸びる時期であり、とくに1歳までの1年間はおよそ25cmも背が伸びるということです。第二次成長期には1年間に男子でおよそ10cm、女子でおよそ8cmの伸びが見られるということです。

第二次成長期に必要とされる成長因子の性ホルモンには、身長を伸ばす働きと、骨の成長を止める働きの2つがあるということです。

背を伸ばすには成長ホルモンの分泌が重要です

第一次成長期と第二次成長期の間に前思春期と呼ばれる時期がありますが、その時期に背を伸ばすためには成長ホルモンの分泌が欠かせません。なぜなら前思春期に背を伸ばす際の成長因子が成長ホルモンだからです。

成長ホルモンや、成長ホルモンによって産生が促されるソマトメジンCという物質には骨を成長させて伸ばす働きがあります。つまり背が伸びるということは、骨が伸びるということでもあるのです。

成長ホルモンは寝ている間に活発に分泌されるため、背を伸ばすためには良質の睡眠を確保する必要があります。そのためにも日頃から適度に身体を動かすようにし、ストレスをため込まないことが重要です。

また体を作るもととなるたんぱく質の摂取も心がけましょう。もし周囲と比べて明らかに身長が低いという場合であれば、もしかしたら低身長症などの原因があるかもしれません。

低身長症は、なんらかの原因によって成長ホルモンの分泌が滞ってしまっている症状を言います。あとから身長が伸びるということもないため、低身長症に対しては、早期治療が大切と言えるでしょう。

気になる場合は、まずクリニックに相談して、低身長症かどうかから確かめてみましょう。

(まとめ)背を伸ばすことは成長期にしかできない?

1.背を伸ばすことは基本的に成長期にしかできません

原則として、背は成長期の期間にしか伸ばすことができません。それ以降のタイミングでも稀に伸びることがありますが、基本的には難しいでしょう。

身長を伸ばすためのアプローチは、早めにおこなうことが大切と言えます。

2.成長期には第一次成長期と第二次成長期があります

生まれてから4歳までを第一次成長期、思春期頃を第二次成長期としており、基本的に身長が伸びるのはこの時期の間です。

成長期の期間に個人差はあるものの、この期間を過ぎれば身長の改善は望めません。

3.年齢ごとに主な成長因子は異なります

背が伸びるためには成長因子が必要となりますが、どのような成長因子が必要かは年齢ごとに異なっています。

乳幼児期はしっかりと栄養を取る必要がありますし、前思春期には成長ホルモンの分泌が重要となります。

4.背を伸ばすには成長ホルモンの分泌が重要です

背を伸ばしたいのであれば、成長ホルモンの活発な分泌が必要となります。そのため良質の睡眠や食事、運動を確保することが重要です。

もし周囲と比べて身長が低いという場合には、専門医療機関による治療を検討してみてもよいかもしれません。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe
経歴
富山県立富山中部高等学校卒業
金沢医科大学医学部医学科卒業
順天堂医院 初期研修医
順天堂医院 初期研修修了
順天堂医院 整形外科入局
順天堂大学大学院 整形外科学講座
下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
順天堂大学大学院 医学博士取得
SBCグループ・西新宿整形外科 入職
西新宿整形外科  医院長
ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 田邊雄医師