成長期のお子さまの身長が気になる方は少なくありません。身長は遺伝的な要素が多いですが、運動習慣も身長に影響することがわかっています。この記事では身長を伸ばすための運動について、その注意点やおすすめの時間帯をご紹介します。

身長が伸びる仕組みを知ろう

身長が伸びる仕組みは「骨端線」という軟骨組織にあります。骨端線は、骨の両端にある子どもの成長期にのみ存在する組織です。この骨端線が新しい骨組織を作り出すことで、身長が伸びる仕組みです。骨端線が閉じてしまうと骨の成長が止まり、背も伸びなくなります。

骨端線の骨組織の生成には、主に遺伝・成長ホルモン・栄養の3つが影響しています。身長は遺伝するといわれるように、身長の伸び率はある程度、遺伝によって決まるとされています。しかしその他の要素である、成長ホルモンや栄養(鉄・亜鉛・ビタミンD)が骨組織の生成を加速してくれます。

したがって骨端線のある成長期の十分な栄養摂取と成長ホルモンの分泌が、身長を伸ばすカギといえるでしょう。

運動で身長は伸びるの?

身長を伸ばす主な要素は遺伝・成長ホルモン・栄養ですが、運動も骨の成長に欠かせないといいます。身長と運動はどのような関係があるのか解説します。

運動が身長を伸ばすのに効果的なワケ

子どもの身長を伸ばすうえで重要な成長ホルモンですが、適度な運動はこの成長ホルモンの分泌を促す作用があります。
また運動をすることで自然と食欲が上がるので、身体に必要な栄養素を摂取しやすくなります。さらに成長ホルモンは、深い眠りに入っているときにたくさん分泌されます。運動で適度に身体を動かすことで夜に熟睡しやすくなり、骨の成長を促すことができます。

このように、適度な運動は子どもの身長を伸ばすために欠かせない要素の1つです。またそれだけでなく、子どもの機能や器官の発達にも役立ちます。

特定の競技や運動で身長が伸びるわけではない

身長を伸ばすには、具体的にどのような運動が効果的なのでしょうか?結論からいうと、特定の競技や運動で身長が伸びることはないといわれています。
バレーボールやバスケットボールなどをよく耳にしますが、これらの競技を続けた子が、他の競技をやっていた子よりも身長が伸びたというデータはありません。バレーボールやバスケットボールをしていたから身長が伸びたというより、高身長であることが有利なスポーツだからこそ、もともと身長の高い子が集まりやすいということでしょう。

「この運動をすれば身長が伸びる」といった情報もありますが、身体の成長速度には個人差があります。特定の運動というより、適度な運動を継続的におこなうことで骨に刺激が与えられて、成長期に丈夫な骨が作られます。血行が促進されてホルモンや栄養が行き届きやすくなり、身長を伸ばすことにつながるでしょう。

身長を伸ばすために避けたい運動って?

反対に身長を伸ばすうえで、悪影響になるような運動はあるのでしょうか?
一般的に子どもの過度な運動は、かえって身長を伸ばしにくくしてしまうといわれています。子どもの骨端線は軟骨組織であり、激しい運動はこの軟骨を損傷させてしまう可能性があるからです。
例えば、長距離のマラソンなどは子どもに負担がかかり過ぎるといえます。成長期は骨の成長が早いことで、周りの筋肉や腱が急激に引き伸ばされている状態です。緊張が強い状態にあるため、スポーツ障害や外傷も起こりやすいといいます。

また必要以上に体力を消耗しすぎて、栄養不足になると子どもの成長の妨げになります。翌日に疲れを持ち越さない程度を目安に、無理なく続けられる運動習慣を身に付けることが望ましいといえます。

身長を伸ばすための運動に適した時間帯

身長を伸ばすために運動をするなら、昼間の時間帯が効果的です。日中に身体を動かすことで、適度な疲労感で夜に眠りやすくなります。質のよい睡眠は、成長ホルモンの分泌を促し、身長を伸ばすことにつながります。
あまりに激しい運動や寝る前の運動は、睡眠の妨げになるため避けましょう。日中に活動して夜にしっかり睡眠をとることは、規則的な生活リズムを整えるためにも重要です。

下記の記事では運動に適した時間帯について詳しくご紹介しています。

身長を伸ばすための運動に適した時間帯とは?

まとめ

適度な運動は、子どもの身長を伸ばすために欠かせない要素の1つです。成長ホルモンの分泌を促すだけでなく、食欲増進、血行改善、快眠などの効果があります。特定のスポーツや運動が特別よいというわけでなく、適度な運動を継続することが大切です。成長期の子どもの過度な運動は、かえって成長を妨げる恐れがあるため注意しましょう。

西新宿整形外科クリニックでは、身長が気になるお子さまに「成長ホルモン治療」を実施しています。骨に必要な成長ホルモンを補うことで、着実に身長を伸ばせる治療です。運動習慣や食生活に気を配っていたとしても、身長が伸び悩む場合はあるものです。お子さまの身長が気になるという方は、まずは無料カウンセリングにてお気軽にご相談ください。

>小児低身長治療(成長ホルモン治療)について詳しくはこちら

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
沼倉 裕堅 医師
ぬまくら ひろかた/Hirokata Numakura
経歴
東北大学医学部医学科 卒
湘南藤沢徳洲会病院 内科・救急科・整形外科
いわき市医療センター 整形外科
竹田綜合病院 整形外科
山形市立病院済生館 整形外科
Mahidol Univ. Ramathibodi hospital 整形外科(タイ)
いしがみ整形外科クリニック
西新宿整形外科クリニック

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 沼倉 裕堅 医師