子供の夕食におすすめの栄養素は植物性タンパク質です


夕食が遅い時間になるときは、夕方に軽く食べておき、夜は消化のよいものにするなどの工夫をするとよいでしょう。

夜遅くに揚げ物などのこってりしたものを食べると、内臓に負担がかかります。
蒸した野菜や具沢山の汁物などがおすすめです。

また、成長ホルモンの分泌にはタンパク質が欠かせないため、夕食には大豆製品などの植物性タンパク質を取り入れると効果的です。

夕食は寝る3時間前までに済ませるのが理想です

夕食は夜9時までに済ませるのが理想的といわれています。
これは、食べたものをしっかり消化させるためです。胃や肝臓などの臓器は、夜9時頃になると活動がゆるやかになります。おなかいっぱい食べてしまうと、就寝後も内臓は働き続けなくてはなりません。

そのため、せっかく睡眠をとっても、しっかりと体を休めることができないのです。
また、食べ物が消化しきれないため、起きたあとも食欲がわかず、朝食を抜いてしまうという悪循環につながります。

現代の子供の場合、夜型のライフスタイルが増え、なかなか思うようにはいかないものです。
塾やお稽古事、受験勉強などで、どうしても夕食の時間が遅くなる子供も少なくありません。

成長期には、食事はもちろん十分な睡眠も大切です。

あらかじめ食事の時間が遅くなることがわかっているときは、夕食を2回に分けるのもよいでしょう。
夕方5時か6時頃に、おにぎりやサンドイッチなどで、おなかを軽く満たしておくのです。

夜9時を過ぎたら、内臓に負担がかからないよう、消化のよいメニューを心がけるようにしましょう。

遅い夕食には大豆製品などの植物性タンパク質がおすすめです


睡眠は、脳や体の疲れを回復するために必要なものです。

とりわけ成長期の子供には、睡眠が体の発育に大きく影響します。
睡眠時に脳下垂体から分泌される成長ホルモンが、身長の伸びを左右するためです。

成長ホルモンを分泌させるには、タンパク質をしっかりとる必要があります。
タンパク質といえば肉や魚を思い浮かべがちですが、就寝前には避けたほうがよいでしょう。
脂質の多い食事は消化に時間がかかり、内臓に負担がかかるうえ、肥満にもつながります。

夜遅くなったからといって夕食を抜いてしまうと、おなかが空いて、ぐっすり眠ることができません。
そこで夜9時過ぎの食事におすすめしたいのが、豆腐や納豆などの大豆製品です。
脂質が少なく植物性タンパク質が豊富で、消化もよいため、遅い時間の食事にはぴったりです。

さらにビタミンやミネラルが含まれる野菜を食べれば、栄養バランスも良く、満足感もあるのではないでしょうか。

睡眠中は活動量が減るため、脂質や炭水化物はいりません。
そのため、揚げ物や炒め物など油を使うメニューではなく、蒸し物や汁物がおすすめです。
豆腐、油揚げ、野菜など、具材たっぷりのスープや味噌汁を食べさせてあげるとよいでしょう。

牛乳やバナナは眠りを妨げない食材です

夜遅くなったら、食べることよりも眠ることを優先したほうが、健康によいのではないでしょうか。
とはいえ、あまりに空腹だとなかなか寝付くことができず、寝不足になってしまいます。

消化のよい軽い食事に、眠りにつきやすくなるとされる食材をプラスしてみてはいかがでしょう。
眠りに関係するのはメラトニンというホルモンで、その材料となるのがトリプトファンという物質です。牛乳やチーズなどの乳製品や、バナナ、ゴマには、このトリプトファンが多く含まれています。

寝る前のホットミルクは、気持ちを落ち着ける効果があるカルシウムも同時にとれるため、おすすめです。

子供の成長にもっとも重要な成長ホルモンは、睡眠中に大量に分泌されます。
ですから、食事はもちろん、質の良い睡眠にも注意してあげましょう。

しかし、ごくまれにですが、しっかりと睡眠をとっても成長ホルモンが分泌されないということもあります。
その場合は低身長の可能性もあるので、注意が必要と言えるでしょう。

もし子供の発育に気になることがあったら、生活習慣を見なおすとともに、成長ホルモンに詳しい専門医に相談してみてはいかがでしょうか。

(まとめ)子供の夕食におすすめの栄養とは?

1.子供の夕食におすすめの栄養素は植物性タンパク質です

食事の時間が夜遅くなりそうなときは、食事を夕方と夜の2回に分け、夜は消化のよいものを軽めに食べるようにしましょう。
睡眠時の成長ホルモンの分泌を促すには、植物性タンパク質を含む大豆製品がおすすめです。

2.夕食は寝る3時間前までに済ませるのが理想です

夕食は夜9時までの間に済ませておくのが理想的となります。

しかし、難しい場合には夕食を2回に分けるというのも一つの方法です。
夕方に軽く食べ、夜9時を過ぎたら消化のよいメニューを心がけましょう。

3.遅い夕食には大豆製品などの植物性タンパク質がおすすめです

夜遅くなったら、内臓に負担がかかる脂質の多い食事や、炭水化物は避けるようにしましょう。
植物性タンパク質や野菜を中心にした、具材たっぷりのスープや味噌汁がおすすめです。

4.牛乳やバナナは眠りを妨げない食材です

成長期の子供にしっかりと食事をさせるのは大切なことですが、夜遅くなったら睡眠を優先しましょう。
寝る前に小腹を満たすには、睡眠に効果があるトリプトファンが含まれる牛乳やバナナがおすすめです。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
住所 〒160-0023 京都新宿区西新宿7-21-3 新宿大京ビル7階
お問い合わせ 0120-962-992
院長 齋藤まい医師