成長期の子供に適した朝食は、主食だけで済まさず栄養バランスのとれたメニューにすることです


成長期の子供の朝食は、昼食や夕食のようにタンパク質が十分含まれているようにしましょう。
そのためには主食だけで済ませることなく、肉や魚・卵・乳製品・大豆製品などをバランス良く使うことです。

そして、朝食は食欲がなく主食しか食べなくなってしまう場合も多いです。
そのような状況を防ぐために、よく睡眠を取って疲労回復することも大切でしょう。

十分な睡眠は成長ホルモンの分泌を促すので身長を伸ばす役に立ち、さらに運動は質の高い睡眠を招き骨に刺激を与えて身長を伸びやすくします。

朝食でもしっかりとタンパク質を摂りましょう

成長期の子供は身長を伸ばすためにもタンパク質の十分な摂取が必要になるため、朝食は主食だけにせず主菜副菜をそろえて、栄養を十分摂れるメニューにしましょう。

子供の食事のうち、タンパク質の摂取は昼食と夕食に多くなっていますが、より身長を伸ばすためには朝食にも十分なタンパク質が含まれていることがポイントです。

それでは、献立作りで意識してみたい部分を以下に紹介します。

和食メニューにすると取りやすい

トーストと飲み物だけのメニューで朝食を済ませている家庭も少なくありませんが、タンパク質を取るためにできるだけ和食を心がけましょう。

たとえば和食の朝食では、味噌汁・焼き魚・卵焼き・納豆などのタンパク質を含むメニューを提供しやすく、脂質も控えめになるため高タンパク低脂肪の理想的なメニューになります。
洋食の場合でも、スクランブルエッグやソーセージ、ビーンズサラダやスープなどをプラスしてタンパク質の量を増やせるようにしましょう。

食欲が出るような工夫をする

朝食が主食だけになる理由には食欲が出ないことも挙げられますが、これは生活習慣の改善がおすすめです。夜更かしをして睡眠不足になったり、疲れが取れずにいたりすると、食欲はどうしても落ちてしまいます。

また夜遅くまで勉強をしていて夜食を取ることも翌朝の朝食に影響が出ることがあるため、早く寝て朝食をしっかり取ることがおすすめです。

朝食をきちんと食べられるよう、十分な休養を心がけましょう


朝食を取ることがツライと感じている子供の場合、日頃の生活習慣を振り返って改善してみましょう。

疲れすぎも食欲を落としやすい

激しい運動を続けていて疲労が蓄積しているとどうしても食欲が出ず、朝食を取ることができない場合もあります。
そのため体力に見合わない運動はムリをして体を壊す可能性やストレスがたまってしまう心配があることから、適度な内容に変更してはいかがでしょうか。

それに運動量が多い分食事で栄養を人より多く取らなくてはなりませんが、それも難しくなると活動に必要なエネルギーを少ない食事から得てそれでも不足すれば筋肉から得るようになってしまいます。

十分な睡眠を取ると体調が整う

夜寝ている間に成長ホルモンが分泌されて疲労回復や子供の身長を伸ばす働きを促します。
そのため睡眠時間が不足していると体の組織の修復や疲労回復が追い付かず、また身長を伸ばす機会も減ってしまうでしょう。

したがって睡眠時間は十分に取り、寝ている間に体調を整えることでおいしく朝食を取ることにつながります。

子供に十分な栄養を摂らせつつ睡眠や運動も十分なことが大切です

成長期の子供に必要なことは朝食をはじめとした食事からの栄養摂取だけではなく、成長ホルモンの分泌がスムーズになるよう十分な睡眠と適度な運動も必要です。

身長を伸ばす成長ホルモン

疲労回復を促し、朝食を食べやすくすることを促す成長ホルモンは、子供の身長が伸びるよう骨を伸ばす働きを促しています。
そのためより子供の背を高くしたいと思う時は、成長ホルモンの分泌を十分にさせましょう。

そして、夜の睡眠中にもっとも分泌が盛んになるため質の高い睡眠を取ることができるよう寝る前のリラックスタイムや、寝室の環境にも配慮することです。

適度な運動は子供の成長を助ける

定期的に適度な運動をしていると子供は睡眠の質が高まり、食欲も出て十分な栄養補給をすることができます。
それに骨に刺激を与えて身長を伸ばすサポートをするなどあらゆるメリットがあるため、子供の好きな内容の運動をさせましょう。

それでも身長の伸び方が足りない、もう少し背を高くしたいと感じる場合には、専門医療機関で診察を受けてみてはいかがでしょうか。

(まとめ)成長期の子供には朝食でどんな栄養を摂らせるべき?

1.成長期の子供に適した朝食は、主食だけで済まさず栄養バランスのとれたメニューにすることです

成長期の子供の朝食が主食だけにならずタンパク質を十分含むようにしましょう。
疲れすぎや夜更かしは翌朝の朝食時に食欲が出なくなるため避けて、十分な睡眠を取ることです。

また適度な運動は質の高い睡眠や食欲増進に役立ちます。

2.朝食でもしっかりとタンパク質を取りましょう

朝食も栄養バランスのよい食事を心がけ、成長期の子供に必要なタンパク質が十分含まれているようにしましょう。
和食にすると高タンパク低脂肪のメニューにしやすく、朝食で食欲が出るようにするためには、睡眠不足を防ぎ、よく疲労回復させることが大切です。

3.朝食をきちんと食べられるよう、十分な休養を心がけましょう

食欲がなく朝食は主食だけになってしまう時は、活動量が多すぎないか見直し、子供に合った内容に改善しましょう。
そしてよく睡眠を取り、体を休ませることで体調が回復し、翌朝の朝食に食欲が出てきます。

4.子供に十分な栄養を摂らせつつ睡眠や運動も十分なことが大切です

朝食でも栄養を摂るだけでなく、成長期の子供には成長ホルモンの分泌を十分させることが必要です。そのためには夜の睡眠時間を十分に取り、適度な運動を行って体に刺激を与えましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
沼倉 裕堅 医師
ぬまくら ひろかた/Hirokata Numakura
経歴
東北大学医学部医学科 卒
湘南藤沢徳洲会病院 内科・救急科・整形外科
いわき市医療センター 整形外科
竹田綜合病院 整形外科
山形市立病院済生館 整形外科
Mahidol Univ. Ramathibodi hospital 整形外科(タイ)
いしがみ整形外科クリニック
西新宿整形外科クリニック

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運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 沼倉 裕堅 医師