極端な偏食は子供の成長に大きな影響を与えると言われています


偏食というと「好き嫌い」という言葉と比較されがちです。
好き嫌いは「ピーマンが嫌い」など、ある食材が何らかの理由で食べられない状態をいいます。

偏食は好き嫌いが極端に多く、野菜全般が食べられないなど栄養面の心配が出てくるレベルの状態を示します。偏食が続くと子供の成長に大きな影響を及ぼす可能性があります。

問題となる偏食は、栄養面に心配が出てくる状態です

偏食とは、食べ物の選択が極端に偏り、必要とされる栄養に偏りが出る状態のことをいいます。
好き嫌いのように特定の食材が食べられないことは誰にでもあり、代替えできる食材を食べれば特に問題はありません。

つまり好き嫌いが極端になってくると偏食になってしまい、1日に摂取するべき栄養素が不足し身体に悪影響を及ぼす可能性が出てきます。

必要な栄養素とは

人が生きるためには「炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル」の5大栄養素が必要になってきます。
それらの食品を栄養別に分けて考える基礎食品群に分けることができ、同じグループでは代替えができると考えられています。

  • 第1群:タンパク質(魚、肉、卵、大豆など)
  • 第2群:ミネラル(乳製品、海藻、小魚など)
  • 第3群:脂溶性ビタミン(緑黄色野菜)
  • 第4群:水溶性ビタミン(淡色野菜、果物など)
  • 第5群:炭水化物(ご飯、パン、麺類、芋類、粉類)
  • 第6群:脂質(植物油、バター、脂質の多い食品)

これらの食品をバランス良く食べる事で健康な身体を作ることができると言われています。
極端にあるグループの食品を食べないなどすると、身体に悪影響が出てくることが考えられます。

極端な偏食は発育に影響を及ぼすと考えられています


極端に栄養素が不足してしまうと、身体面や精神面にさまざまな影響を及ぼすと言われています。

発育不全

タンパク質などが不足してしまうと細胞やホルモンなど正常に作られずに発育に影響が出てきます。

免疫力低下

バランスの取れた食事で栄養素を摂取することで、免疫力は高くなると考えられています。
栄養素が不足すると免疫力も低下し、風邪など引きやすくなると言われています。

便秘

腸内環境を整えるためには、食物繊維だけでなくさまざまな栄養素が関係しています。
極端な偏食をしてしまうと、腸内環境を悪化させ便秘が起こりやすくなります。

肥満や小児生活習慣病

生活習慣病は成人してからと思っている人も多くいますが、スナック菓子やジュースなど栄養バランスの崩れで子供も発症する可能性があります。

怒りやすくなる

身体面だけでなく精神面にも影響を及ぼすのです。
特にビタミンやミネラルなどが不足すると精神面に症状が現れ、不安感、協調性の低下、集中力の低下、怒りやすくなるなど精神面の悪影響が起こることが考えられます。

偏食は楽しい食事環境や自信をつけることで改善されやすくなります

極端な偏食が悪影響だとわかっていても、克服させるのは難しいものです。
偏食を克服していくためには、ポイントを押さえて子供と接することが大切になってきます。

無理強いはしない

本人の意志に任せすぎると甘やかしになるため、非常に難しい判断になります。

しかし嫌がる子供に対し無理矢理食べさせようとすると、食事自体が嫌いになってしまう恐れがあるのです。特に幼少期は食事の楽しさを知る時期と言われています。

少し楽に考え、無理強いはしないように心がけてください。

食事環境を見直す

楽しい食卓作りをすることは大切なことです。
親や兄弟が楽しく美味しそうに食べている姿を見ることで、触発されいつの間にか食べられるようになる可能性があります。

さらに一緒に調理を行うことで、食事に対し関心を持つことにつながります。
関心を持つことで、自然と食べる意欲も湧いてくると言われています。

レシピを工夫する

子供の偏食は、匂いや見た目などが原因の場合があります。
匂いや見た目を変える事で気がつくことなく食べられることがあるかもしれません。

偏食は気にしすぎてしまうと親にとってもストレスになるため、子供に悪影響になることがあります。
そのため食べられるようになる時期を待つという考え方もありますから、偏食の克服はタイミングを見計らって行うようにしましょう。

(まとめ)子供の偏食は成長に影響があるの?

1.極端な偏食は子供の成長に大きな影響を与えると言われています

偏食と好き嫌いは違います。偏食とは栄養面に心配が出てくる状態を示すのです。
これが続くと、子供の成長に大きな影響を与えると言われています。
体重が減るなどの症状が現れた場合には、専門の医療機関を受診するようにしましょう。

2.問題となる偏食は、栄養面に心配が出てくる状態です

偏食とは、食べ物の選択が極端に偏り、必要とされる栄養に偏りが出る状態のことをいいます。1日に摂るべき栄養素が不足するような偏食の場合、身体に悪影響を及ぼす可能性があるのです。
栄養素をバランス良く摂取することが大切になってきます。

3.極端な偏食は発育に影響を及ぼすと考えられています

極端な偏食は、身体面や精神面にさまざまな悪影響を及ぼします。身体面では、発育不全や免疫力の低下などが起こりやすくなると言われているのです。
精神面では、集中力や協調性の低下、怒りやすくなるなどの症状が起こる可能性があります。

4.偏食は楽しい食事環境や自信をつけることで改善されやすくなります

偏食を克服させるためには、食に興味を持たせ楽しさを教えることが大切です。匂いや見た目で食べられない食材に関しては調理法を工夫するようにしましょう。
無理強いをしてしまわないように様子を見ながら行いましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 齋藤まい医師