成長期にカルシウムをよく取ると、伸びた骨を丈夫にすることへ役立ちます


カルシウムは丈夫な骨づくりに必要ですが、それ以外の体の働きにも欠かせないため、成長期にはなおさらたくさんの摂取が必要です。そして成長期には大きく身長が伸びるため、タンパク質をしっかり取ることも欠かせません。

しかしタンパク質やカルシウムを含む食品を一部の物に偏って食べていると、脂肪の取り過ぎなどになる可能性があります。そのため、さまざまな食品を使ってバランスよく摂取することが大切と言えるでしょう。

もしそれでも身長があまり伸びず不安であれば、専門医と相談し適した治療を行う方法もあります。

カルシウムは骨を強くするためやさらに伸ばす時に必要です

カルシウムは骨を硬くして強く丈夫にする働きに必要で、子供の骨がよく伸びるためにも土台となる丈夫な骨づくりが欠かせません。そのため成長期には十分なカルシウムが不可欠で、毎日食事から摂取するようにしましょう。

体のあらゆる働きに必要

成長期の体で骨を丈夫にする働きだけでなく、さまざまな働きをカルシウムはしていますが、とくに成長期に注目したい働きは以下のものです。

筋肉を動かす

体が大きくなるにつれて活動量も活発になる成長期には、カルシウムイオンが不足して筋肉の収縮を妨げることのないよう十分取りましょう。

神経の働きを促す

神経からの伝達をスムーズにする働きにカルシウムが関わっています。思春期は体のバランスが崩れやすくイライラも起きやすいため、カルシウムをよく取り伝達をスムーズにして神経の興奮を静めましょう。

血液の働きを促す

傷ができ出血した時に硬める働きにカルシウムは関わっていますが、その他に細胞分裂や増殖、ホルモンの分泌にも関わります。そのため成長ホルモンをスムーズに分泌させるためにもカルシウムを十分取ることは大切です。

成長期はカルシウムだけでなくタンパク質の摂取も大切です


成長期には骨が伸びることで身長が高くなっていきますが、これはカルシウムだけの働きではありません。成長期の子供の骨には骨端線と呼ばれる軟骨組織があり、この部分で軟骨細胞が増殖すると骨が長くなります。

しかし、そのままでは弱い骨のままのため、カルシウムを使って石灰化を行い、丈夫にしてまた軟骨細胞を増やして長くしていくのです。

取り方に注意する

タンパク質とカルシウムは成長期に十分取る必要がありますが、選ぶ食品に偏りがあるとたとえば脂肪の取りすぎから太ってしまう恐れもあります。

そのため、タンパク質が多いからと肉だけを食べたり、カルシウムを取りやすいとされる牛乳を1日1リットル以上も飲んだりことは避けましょう。栄養バランス良く、さまざまな食品からタンパク質やカルシウムを取ることがポイントです。

おやつにも配慮する

1日3回の食事だけでなく、間食で口にする物の栄養にも気をつけることが大切です。甘い物よりもタンパク質やカルシウムが取れるかを重視しましょう。

おやつにおすすめの食べ物には、バナナ・枝豆・ピザトースト・少しだけ砂糖をかけたヨーグルトなどにしてみましょう。

栄養が足りていても身長が十分伸びないことがあります

成長期にカルシウムやタンパク質をよく取っていても、身長が思うように伸びない時があります。子供の成長の仕方に疑問や不安があれば、専門医療機関を受診してみましょう。

専門医の問診と必要な検査を受け、その結果を元にどのように改善していくかを相談することができます。

成長ホルモン治療という選択肢

問診や検査の結果、必要性が認められ効果も期待できる場合には、成長ホルモン治療による身長の改善を紹介されることがあるでしょう。

この方法では体内で分泌される成長ホルモンと同成分の製剤を注射し、成長ホルモンを補います。もちろん成長ホルモン治療を行うだけでなく、タンパク質とカルシウムを十分取るなど生活習慣を整えることも必要です。

早めのスタートがポイント

成長ホルモン治療では毎日決められた量の製剤を注射しますが、年齢が上がるにつれて必要量が増えます。そのため、身長に不安があり治療を受けるという場合であれば、できるだけ年齢の低い時にスタートした方が、製剤の量が少なく負担を軽くすることができます。

(まとめ)成長期はカルシウムをたくさん取るべき?

1.成長期にカルシウムをよく取ると、伸びた骨を丈夫にすることへ役立ちます

骨を強くするためにカルシウムが必要ですが、筋肉を動かすなどの働きにも使われます。そして成長期には骨を伸ばすために合わせてタンパク質も取りましょう。

もしうまく身長が伸びない時は専門医の診察を受けてみましょう。

2.カルシウムは骨を強くするためやさらに伸ばす時に必要です

骨を丈夫にするためにカルシウムが必要で、成長期の子供の骨がよく伸びる時の土台としても欠かせません。それ以外にも筋肉の動きや神経伝達、血液、ホルモン分泌にもカルシウムは関わっているため、十分取りましょう。

3.成長期はカルシウムだけでなくタンパク質の摂取も大切です

成長期の骨を伸ばす時タンパク質が必要で、骨を丈夫にするカルシウムと合わせて取りましょう。取り方はあらゆる食品を使い、脂肪などの取りすぎを避けます。

また、間食のメニューにも気をつけて甘いものではなく、バナナやピザトーストなどにしましょう。

4.栄養が足りていても身長が十分伸びないことがあります

タンパク質やカルシウムが十分のはずだけれど身長が伸びてこなければ、専門医に相談しましょう。必要に応じて成長ホルモン治療が受けられ、積極的に身長を改善する方法に取り組めます。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe
経歴
富山県立富山中部高等学校卒業
金沢医科大学医学部医学科卒業
順天堂医院 初期研修医
順天堂医院 初期研修修了
順天堂医院 整形外科入局
順天堂大学大学院 整形外科学講座
下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
順天堂大学大学院 医学博士取得
SBCグループ・西新宿整形外科 入職
西新宿整形外科  医院長
ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 田邊雄医師