成長期に必要なカルシウムは、サプリで補っても良いですが基本は食事で取りましょう


成長期の子供に十分カルシウムを取らせるには、まず食事からの摂取を優先し補助としてサプリを使いましょう。しかしサプリの中にはカルシウム以外の成分で影響を及ぼす可能性もあります。

そのため、なるべく食べ物から取ることを目指すことが大切と言えるでしょう。カルシウムは不足が心配されている栄養分であるため、積極的にカルシウムの豊富な食べ物を取ると良いです。

また身長を伸ばす時には、合わせてタンパク質を取ることも必要です。

成長期に必要な栄養はサプリに頼りすぎず食事で取りましょう

カルシウムを十分取らせたい時は、まず毎日の食事の中に、どれほど豊富に含まれているのかをチェックしましょう。食材からカルシウムを取ることにより、食材に含まれるカルシウム以外の栄養素も多く摂取できるためです。

サプリによって、カルシウムの摂取を補うことも可能ではあります。しかし、サプリに含まれるカルシウム以外の成分が、成長期の体に影響を与える可能性もあるため、なるべく食品からカルシウムを取るようにした方が安全性が高いでしょう。

カルシウムの豊富な食材

以下の食品にはカルシウムが豊富に含まれています。

・さくらえび、ししゃも、しらす干しなどの魚類
・海藻、納豆や高野豆腐などの大豆製品
・牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品
・小松菜や水菜などの野菜とくに乳製品はカルシウム吸収効率が高いので、積極的に取り入れましょう。

食事だけでなく間食にも利用すると、カルシウムのほかにタンパク質などの摂取量も上がります。

吸収に必要な栄養素も取る

ビタミンDはカルシウムの吸収促進に役立つ栄養素のため、合わせて取りましょう。

多く含まれる食品には魚介類・卵類・きのこ類があり、とくに魚にはビタミンDの多いサケやしらす干しなどがあります。また日光浴をすると体内でのビタミンD生成を促進するため、適度な外出もよいでしょう。

カルシウムの取りすぎで症状が出ることもあります


カルシウムをたくさん取ろうとする時、取りすぎが心配になることもありますが、食事で取る分にはとくに問題ありません。多少取りすぎたとしても食べ物で一緒に取っているリンと結びつけば体外へ排泄されるからです。

しかし成長期の子供に限らず、日本人は慢性的にカルシウムが足りていないため、むしろ不足していることを気にした方がよいでしょう。

カルシウムの取りすぎによる症状

サプリメントで過剰にカルシウムを取った場合、尿路結石やカルシウムのほかのミネラルの吸収抑制に働くことがあります。

そのため、サプリを使う時はあくまで食事を補う目的にとどめることが大切です。また、カルシウム以外の成分が悪影響につながる可能性もありますから、もしどうしてもサプリを使いたい時は成分などを信頼できる製品を選びましょう。

成長期に必要なカルシウムはとても多い

二次性徴を迎える前に身長が大きく伸びますが、その時には骨を丈夫にするためなどにカルシウムがたくさん必要になります。12~14歳の時が男女ともにもっとも多くなるため、食事や間食でカルシウムの多い食品を用いましょう。

成長期に身長を伸ばすことを重視するならタンパク質も欠かせません

成長期にはカルシウムの摂取も必要ですが、身長を伸ばすためには骨をつくる元になるタンパク質も十分取りましょう。子供の骨が伸びる時は、骨端線と呼ばれる場所で軟骨組織の細胞が増えます。

この軟骨細胞をつくるためには、カルシウムではなくタンパク質が必要になるからです。

子供の骨が伸びる仕組み

まずタンパク質を使って軟骨細胞がつくられると、それをカルシウムで石灰化し硬く丈夫な骨にします。

そして、また硬い骨の端にある軟骨組織においてさらに細胞が増えると、カルシウムで硬くするという働きを繰り返し、子供の骨が長くなり、身長が高くなるのです。

身長の伸び方が不安な時

タンパク質とカルシウムを十分取っているけれど、成長期の子供の身長があまり伸びない時やもう少し高くなりたいと子供自身が思っていることがあります。

そのような場合は早めに専門医に相談することで身長の改善が期待できます。セルフケアで何とかしようと思うかもしれませんが、成果がいつどのように出るか、また実際身長が伸びるかはわかりません。

原因を相談し、早期に最適な施術を受けることで、子供の心身の成長にメリットがあると言えるでしょう。

(まとめ)成長期に必要なカルシウムはサプリで取ってもいい?

1.成長期に必要なカルシウムは、サプリで補っても良いですが基本は食事で取りましょう

成長期にカルシウムを取るのであれば、なるべく食事からの摂取を心がけ、サプリはできるだけ使わないことです。そして、身長を伸ばすためにはカルシウムと合わせてタンパク質を取ることが大切と言えるでしょう。

2.成長期に必要な栄養はサプリに頼りすぎず食事で取りましょう

カルシウムはサプリに頼りすぎず、食事から取ることを心がけます。そのためにはカルシウムの多い、小魚や海藻、大豆製品、乳製品、青菜などを取りましょう。

合わせて吸収を高めるビタミンDも取ることです。

3.カルシウムの取りすぎで症状が出ることもあります

カルシウムを取りすぎると尿路結石などになる場合があるため、サプリを使って過剰に取ることは避けましょう。成長期の子供のカルシウム摂取は食事からをメインにし、サプリは補助として使います。

しかし慢性的に不足しているため積極的に取りましょう。

4.成長期に身長を伸ばすことを重視するならタンパク質も欠かせません

成長期にはカルシウムだけでなくタンパク質もしっかり取ると身長を伸ばす役に立ちます。骨の元をタンパク質がつくりそれをカルシウムが固めることで骨を伸ばすからです。

もし成長期の身長の伸び方が不安であれば専門医と相談しましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe
経歴
富山県立富山中部高等学校卒業
金沢医科大学医学部医学科卒業
順天堂医院 初期研修医
順天堂医院 初期研修修了
順天堂医院 整形外科入局
順天堂大学大学院 整形外科学講座
下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
順天堂大学大学院 医学博士取得
SBCグループ・西新宿整形外科 入職
西新宿整形外科  医院長
ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 田邊雄医師