成長期の身長の決定要因は内的と環境要因です


身長に関わる要因として、遺伝やホルモンなどの内的要因と栄養や精神的環境などの環境要因があります。この要因の中でも、身長には遺伝的要素が深く関わっていると言われています。

しかし遺伝が100%という訳ではありません。成長ホルモンの分泌を促すために食事や睡眠などを正しくとるようにしましょう。

また愛情をしっかり与えることも大切と言われています。家族全員が笑顔で過ごせる環境を作るように意識しましょう。

身長の伸びには遺伝的要因が深く関わっています

成長期の身長には、多くの影響で決定されると言われています。大きく内的要因と環境要因に分けられます。

・内的要因
遺伝やホルモン・代謝など
・環境要因
食生活・精神状態・眠りの質・運動など

とくにこの中で、身長には遺伝的要因が大きく関わっていると考えられているのです。また両親の身長によって、子供の身長を予測することもできます。

しかし遺伝的要因で身長が100%決定される訳ではありません。環境要因によっても身長の伸びは、大きく変わってきます。

それは身長の伸びは、骨の発達によって決められるからです。子供の骨には、骨端線と呼ばれる部分が骨の両端付近にあります。

この部分に成長ホルモンやソマトメジンCと呼ばれる物質が作用し、骨を伸ばすと言われています。では成長ホルモンやソマトメジンCとは何か詳しくみていきましょう。

成長ホルモン

脳下垂体から分泌されるホルモンです。骨を伸ばすだけでなく、筋肉の発達や代謝を促す役割があります。

ソマトメジンC

成長ホルモンによって産生が促進されるホルモンです。骨の成長に重要な役割をしています。

成長期が終わる時期を迎えると骨端線はなくなり、骨は伸びなくなります。そのため骨が伸びやすい成長期の時期に、骨を伸ばす環境を整えることが重要になるのです。

栄養を十分に摂り、睡眠もしっかりとることが大切です


身長を伸ばすためには、環境要因である成長ホルモンをいかに増やすかが大切です。成長ホルモンを増やすためには、眠りの質を上げることが重要と言われています。

成長ホルモンは、もっとも深く眠っているノンレム時に多く増えると考えられています。深く眠るためには、まず生活の周期を整えるようにしましょう。

朝起きる時間がバラバラであれば、眠りにつきにくくなる可能性があります。休みの日でも、朝はできる限り同じ時間に起きるようにしましょう。

また朝日を浴びることも重要です。朝日を浴びることで体内時計をリセットする役割もあります。

ほかにも成長ホルモンの分泌を促す以外にも栄養を十分に摂取しましょう。栄養が不足していれば、強い骨や筋肉、臓器なども正常に発達させることはできません。

炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルなどの栄養素を献立に加えるようにしてください。3度の食事だけでは栄養を補えないことも多くあります。

そのため間食などで、栄養価を上げるようにしてください。

笑顔溢れる家庭を作るようにしましょう

愛情も子供の発育に重要な要素になると言われています。愛情が足りない・精神状態が不安定・過度なストレス環境などにある場合、成長ホルモンの分泌が減る恐れがあると考えられているのです。

さらに情緒が安定しないと、食欲が減る、眠りの質の低下などにも繋がります。結果として成長に影響を与え、身長の伸びが悪くなる可能性があるでしょう。

また子供への愛情だけでなく、夫婦の関係性も影響を及ぼすとされています。子供の前で喧嘩することが頻回に起こるなどの環境は良くありません。

そういった環境で育った子供は、成長期が早く訪れ終わる場合があります。そのため身長が伸びる前に成長が止まってしまいます。

子供の成長のためには、しっかり愛情を伝え、笑顔で過ごせる環境を作るようにしましょう。身長を伸ばすためには、外的な要因によい影響を与える生活習慣を心がけてください。

ただ内的要因によって著しく成長を妨げる恐れもあります。成長に不安がある場合には、クリニックなどで検査を行うことを検討しましょう。

(まとめ)成長期の身長に関わる要因は何?

1.成長期の身長の決定要因は内的と環境要因です

身長に関わる要因には、内的要因と環境要因があります。遺伝的要因は身長に深く関わっていると言われています。

身長を伸ばすためには、栄養や睡眠も大切です。また愛情などをしっかり与えることも重要になってきます。

2.身長の伸びには遺伝的要因が深く関わっています

内的要因と環境要因によって身長が左右されます。身長の伸びには、遺伝的要因が深く関わっています。

骨が伸びるためには、成長ホルモンやソマトメジンCと呼ばれるホルモンが大切です。成長期の時期に、成長を延ばすための環境を整えるようにしましょう。

3.栄養を十分に摂り、睡眠もしっかりとることが大切です

成長ホルモンを増やすためには、眠りの質を上げることが重要です。朝起きる時間を一定にし、朝日を浴びるようにしてください。

炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルなどの栄養素をバランス良く摂るように心がけましょう。

4.笑顔溢れる家庭を作るようにしましょう

愛情不足によって成長ホルモンの分泌が減る恐れがあります。情緒が不安定になると食欲減退や眠りの質を低下することがあります。

夫婦関係なども良くするようにしましょう。内的要因によって成長を妨げる恐れもあるため注意してください。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 齋藤まい医師