成長ホルモンが分泌されると軟骨細胞の骨端線が増え骨が伸びて身長が高くなります


成長ホルモンの分泌によって骨を伸ばす部分である骨端線の軟骨細胞が増えるため、身長が伸びていきます。そのため、十分成長ホルモンが分泌されないと骨がうまく伸びず、背がなかなか伸びない可能性が出てくるのです。

子供の骨を伸ばすには、まず軟骨をつくるためにしっかりとタンパク質を取らせることが必要です。
さらに、運動をして刺激を与えることで、軟骨細胞へ栄養が行き渡り関節液の循環も良くなって、骨の成長につながっていきます。

骨端線は軟骨細胞でできており、次第に石灰化して硬い骨になります

身長を高くするには骨が伸びる必要があります。
そのためには、軟骨細胞によってできた「骨端線」と呼ばれる軟骨を増やしていくことがポイントになるでしょう。

子供のうちは骨端線が存在しているために、骨が徐々に伸びて背が高くなっていきますが、大人になると骨端線は硬くなっていき骨の伸びはあまり見られなくなるのです。
お子さんの身長が気になるのであれば、できるだけ早くに生活習慣の改善などに取り組み、骨端線の成長を促してあげることをおすすめします。

また、低身長が専門のクリニックにかかることも、この早めの時期に行うことで効果が期待できるでしょう。

ちなみに、思春期になるとまたぐんと身長が伸びやすくなりますが、思春期には骨を硬くして強くする働きかけも同時に行われると言われています。
そのため、より身長を高くしたいのであれば、それよりも前に骨端線への働きかけが必要と言えるのです。

もちろん、身長を伸ばすための専門医へ相談することは思春期になってからでもできますが、より早い頃の方がお子さんのコンプレックスも早く解消しやすいです。
気づいた時に、まずは一度問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

骨端線を成長させるにはタンパク質をしっかり取りましょう


骨端線をつくっているのは軟骨細胞のため、軟骨をつくる時に必要なタンパク質を毎日の食事でしっかりと取らせてあげましょう。
ただし、タンパク質を含む食品の中には高カロリーのものもあるので、肥満にならないためにも食品選びには注意が必要です。

ではタンパク質はいつの食事で取れば良いのでしょうか。
もちろん、1日3食の食事全てで摂ることが大事ですが、さらに間食などでもタンパク質を含めることができれば、さらに骨端線の軟骨を増やし、背を伸ばす役に立ちます。
実は現代の子供たちの多くが、タンパク質を含む食事を昼と夜にしかできておらず、朝や間食でのタンパク質摂取の機会を逃していると言われています。

より高く背を伸ばしたい時には、朝食と間食でもタンパク質を含むメニューが食べられるように考えてあげましょう。

例えば、朝食はトーストという場合、ハムエッグや牛乳、ツナサラダ、豆のスープなどタンパク質を含む食材を取り入れたメニューをプラスしてみましょう。
和食では味噌汁、焼き魚、卵焼き、煮豆などが並んでいると、タンパク質をたっぷり取ることのできる朝食になります。

間食ではスナック菓子やジュースではなく、ツナや鮭の入ったおにぎり、肉まん、お好み焼きなどでタンパク質を摂らせてあげましょう。

栄養を取ったら適度な運動も行うと身長が伸びやすいでしょう

十分な栄養が骨端線の軟骨細胞へ行き渡れば、さらに骨が伸び、背も高くなることが期待できます。
ただ、より十分に栄養を届かせるためには適度な運動が必要です。

この運動は、適度な内容や強度のものであることが重要です。
無理せず疲れすぎないことや継続できることがポイントになります。

例えば全身運動でジャンプする、ひねる、伸ばす、曲げるなどあらゆる動きをする運動で刺激を与えると、軟骨細胞へ栄養が行き渡りやすくなります。

決まった運動を長時間続けることが難しくても、子供の場合は外で思い切り体を動かして遊ぶことができれば適度な運動は確保できるでしょう。
改めて運動する時間をつくろうとしなくても、外で体を動かして遊ぶ時間を作ってあげれば、同時にストレス解消にもなるのではないでしょうか。

現代の子供たちは小さい頃から何かと忙しく、外で遊ぶ時間も少なくなりがちです。
上手に時間を取り、体を動かす遊びを積極的にさせてあげることもおすすめです。

(まとめ)成長ホルモンが分泌されると骨端線が伸びる?

1.成長ホルモンが分泌されると軟骨細胞の骨端線が増え骨が伸びて身長が高くなります

骨端線の軟骨細胞が増えると、骨が伸びて身長が高くなると言われています。軟骨細胞を増やすにはタンパク質をしっかり取ることと、運動して刺激を与え、軟骨へ栄養を行き渡らせることが重要です。

2.骨端線は軟骨細胞でできており、次第に石灰化して硬い骨になります

軟骨細胞でできた骨端線が骨を伸ばして身長を高くしますが、大人になるとこの部分は硬くなり骨があまり伸びなくなります。そのためお子さんの身長が気になる時はできるだけ早いうちに生活改善などへ取り組み、専門医に相談する方法も考えてみましょう。

3.骨端線を成長させるにはタンパク質をしっかり取りましょう

背を伸ばすために骨端線の軟骨細胞を増やして行くには、軟骨の元になるタンパク質をしっかり取ることが必要です。3回の食事とさらに間食でもタンパク質を取れるようなメニューを用意し食べさせてあげましょう。

4.栄養を取ったら適度な運動も行うと身長が伸びやすいでしょう

適度な運動を行うと、骨端線の軟骨細胞へ栄養が行き渡りやすくなるので背も伸びると期待されます。行う内容は全身運動がおすすめですが、改めて運動の時間を取らなくても外遊びの時間が確保できれば、理想的な全身運動が行えるはずです。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 齋藤まい医師