成長期とは身体が大きく変化する時期です


成長期は第一次成長期と第二次成長期がありますが、どちらも身体が大きく成長する時期です。
第一次成長期は、0〜4歳くらいまでの時期のことで、身長も体重もどんどん増えます。
新生児の身長は50cmほどですが、1年後には70〜80cm、4歳頃には新生児の倍近くに成長します。

第二成長期は、小学校高学年〜高校生くらいまでで、この時期は男の子は筋肉が増え男性らしい身体に、女の子は、身体が丸みを帯び女性らしい体つきになってきます。
この時期は、「身長スパート期」とよばれ、身長が大きく伸びる最後の時期でもあります。

成長期には身長の伸びが顕著にあらわれます

成長期のもっとも目立つ特徴は、身長が急激に伸びることです。
第一次成長期では、50cmほどの身長だった新生児が、1年後には20〜30cmも大きく成長します。

その後は、身長の伸びはゆるやかになりますが、第二次成長期を迎えると、ふたたび身長の伸び率が大きくなります。第一次成長期と違い、男女で伸びる時期や伸び率が違うのが第二次成長期の特徴です。

第二次成長期は、男の子が12歳〜15歳頃、女の子は10歳〜13歳頃といわれています。
女の子の方が成長期が早くくるので、この時期は女の子の身長の方が目立つでしょう。

ただ、身長の伸び率は男の子の方が大きいため、成長期が終わる頃には男の子の方が女の子に比べて身長が高くなる傾向にあります。
第二次成長期以降は、身長はあまり伸びなくなります。
この時期の身長の伸び次第で今後の身長がほとんど決定されますので、第二次成長期の過ごし方はとても大切になります。

成長期の生活習慣が子どもの身長に影響します


第二次成長期の過ごし方が、身長の伸びに大きく関わることをご存知でしょうか?

身長を伸ばすために大切な生活習慣は、3つあります。

睡眠

身長を伸ばすために重要な役割を果たす成長ホルモンは、睡眠時に分泌されます。
成長ホルモンは、睡眠はじめの3時間に多く分泌されますので、この時間に質のいい睡眠を取ることが身長の伸びに影響してきます。血糖値が上がると成長ホルモンの分泌が悪くなるため、夕食は寝る2時間前までにすませておきましょう。

また、寝る前には脳を覚醒させるパソコンやテレビなどは控え、部屋の照明を暗くするなど、寝る準備を整えることも大切です。

運動

適度な運動は、成長ホルモンの分泌を促し、身長を伸ばすためには必要不可欠です。
身長を伸ばすためには、縦方向に骨に刺激を与える運動がいいといわれています。

たとえば、バレーボールやバスケットボール、縄跳びなど、ジャンプをたくさんする運動がおすすめです。

運動が苦手なお子さんは、ストレッチなど軽い運動でもいいでしょう。
楽しんで続けられる運動をさせてあげましょう。

栄養

食事は1日3食バランスよく食べましょう。朝食をぬくお子さんもいるかもしれませんが、空腹状態が長く続くと、エネルギー源である糖質や脂肪が不足してきます。
そうすると、骨や筋肉をつくる栄養素であるタンパク質が炭水化物や脂肪のかわりにエネルギー源として使われてしまいます。

タンパク質は、身長を伸ばすためにもっとも重要な栄養素です。
朝食ぬきは、タンパク質の不足をまねき、身長の伸びに悪影響を及ぼすため注意が必要です。

成長期が早まると身長の伸びに悪影響があります

人生のなかで、身長が伸びる時期はそれほど長くはありません。
女の子は初潮を迎えた後、男の子は声変わりが終わると、身長はほとんど伸びなくなります。

成長期の過ごし方に気をつけることも大切ですが、成長期が早まらないよう、注意することも必要です。睡眠不足や欧米にならった食生活などが原因で、子どもの成長期が早まる傾向にあります。

成長期が早まると、早い段階で身長の伸びがとまったり、伸び率が悪くなったりします。
特に、肥満している子どもは早熟で身長の伸びがとまる時期が早くなります。

成長期に十分に身長を伸ばすことができるよう、太り過ぎには注意が必要です。
インスタント食品やファストフード、砂糖の取りすぎは肥満につながるだけでなく、成長ホルモンの分泌が悪くなります。食生活を見直してみましょう。

また、子どもの成長で心配なことがあれば専門医に相談するようにしましょう。
成長期は、身体も心も急激に変化する時期であるため、戸惑うことも多いかもしれません。

ただ、親御さんの過剰な心配は、子どもの成長にいい影響を与えません。
信頼できる専門医を見つけることも大切です。

(まとめ)成長期とはどんな時期?

1.成長期とは身体が大きく変化する時期です

成長期は、第一次成長期と第二次成長期があります。どちらの時期も身体が大きく成長しますが、第二次成長期は「身長スパート期」とよばれ、身長が大きく伸びる最後の時期といわれています。

2.成長期には身長の伸びが顕著にあらわれます

成長期のもっとも目立つ特徴は、身長が急激に伸びることです。第二次成長期は、男女で身長が伸びる時期や伸び率が違うことが特徴です。また、第二次成長期は、今後の身長がほぼ決定される大切な時期でもあります。

3.成長期の生活習慣が子どもの身長に影響します

成長期に身長を伸ばすために大切な習慣は、睡眠、運動、栄養の3つです。質の高い睡眠は、成長ホルモンを分泌させ身長の伸びに影響があります。
運動は、骨を縦方向に刺激するものがおすすめです。食事は、1日3回バランスよく食べるようにしましょう。

4.成長期が早まると身長の伸びに悪影響があります

睡眠不足や欧米食などが原因で、子どもの成長期が早まる傾向にあります。成長期が早まると、身長の伸びが早くとまることが多いです。
特に、肥満は成長期を早めるため気をつけましょう。
また、子どもの成長で気になることがあれば、専門医に相談しましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe

 

経歴
2003 年 富山県立富山中部高等学校卒業
2011 年 金沢医科大学医学部医学科卒業
2011 年 順天堂医院 初期研修医
2013 年 順天堂医院 初期研修修了
2013 年 順天堂医院 整形外科入局
2014 年 順天堂大学大学院 整形外科学講座
2013-2018 年 下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
2018 年 日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
2018 年 順天堂大学大学院 医学博士取得
2018 年 SBCグループ・西新宿整形外科 入職
2018 年 西新宿整形外科  医院長
2019 年 ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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お問い合わせ 0120-962-992
院長 田邊雄医師