骨端線が復活することはないと考えられています


骨端線があれば軟骨の増殖と共に骨が伸びていきます。
しかし、骨端線が一度閉じてなくなると、再び復活することは現在のところまずないと考えられています。

ただ止まっていた骨の成長が再開すると、骨端線の復活だと勘違いされることもあります。
しかし、それは疾患などで一時的に止まっていた骨の成長が一気に再開したからです。

それでもお子さんの低身長などが気になる場合は、骨端線が開いている間に専門医の診察を一度受けることをおすすめします。

一度閉じた骨端線が再び開く可能性はないとされています

骨端線は、骨の端っこに存在する成長していく軟骨組織のことです。
軟骨組織が増殖することで少しずつ骨の構造が変わってきて、カルシウムなどが沈着することで石灰化して硬くなっていくということが繰り返され、骨が伸びていくメカニズムになっています。
この骨端線は子どもの頃のみ存在しており、大人になると自然に消滅していくものなのです。

骨端線がなくなることを、閉鎖とか閉じるという言い方をします。
骨の成長がある程度の年齢で自然にストップした結果、骨端線がその役割を終えたため、閉鎖するというわけです。

そして、一度閉じた骨端線は、残念ながら再び復活することはないと考えられています。
軟骨細胞を増殖させる栄養素を摂ったり、成長ホルモンの分泌を促したりすれば、骨端線が復活することはあるのでは、と思われがちですがそうではありません。
すでに閉じてしまった骨端線に対し、さまざまな働きかけを行ったとしてももはや復活を望むことはできないのです。

そのため、骨の成長を促して身長を少しでも伸ばすためには骨端線が開いている期間が勝負となるのです。

急に骨が伸びると、骨端線の復活と間違える場合があるので注意しましょう


一度閉じてしまったり、閉じかかったりした骨端線ですが、現代の医学では今のところ、復活させることはできません。
しかし、何らかの原因により成長を抑制されていた骨が、何かきっかけにして再び成長し始めることがあります。
骨の成長が止まった時点で、骨端線が閉じたと思っていたのに、また骨が成長し始めると骨端線が復活したのではと思われがちですが、そうではありません。

単にこれまで骨の成長を妨げていた、軟骨細胞を作るたんぱく質などの栄養不足や、軟骨細胞の増殖を促す成長ホルモンの分泌不全などが解消されたことが関係しています。
それにより、今まで成長できなかった分の骨が一気に伸びるという現象が起きたため、骨端線が復活したように見えてしまうだけなのです。

骨端線が閉じる時期というものは、性別や年齢、骨によっても個々で異なります。
元から体内にプログラミングされているものだと考えられており、後でその時期を人為的に操作することはできないのです。

骨が伸びにくいことには、他に原因が潜んでいる場合もあります

大人になって閉じた骨端線が復活することはないので、骨端線が開いている間が骨の成長のチャンスだと言えます。
骨端線を作る軟骨組織を増殖させるため、たんぱく質を主としてミネラルやビタミンなど栄養バランスの良い食事をお子さんにとらせるように工夫しましょう。

さらに、骨端線への良い刺激となる適度な運動や、軟骨組織の増殖を促す成長ホルモンの分泌をさかんにする十分な睡眠も必要となります。
ただ、こういった生活を送っていても思うように骨が伸びないケースもあります。

成長ホルモン分泌に異常をきたす疾患などを発症している場合があてはまります。
このような場合は、生活の中で自然に身長を伸ばすのは難しいので専門医の診察を受け、詳しい検査を行い原因を特定する必要が出てきます。

場合によって、成長ホルモンを補充する治療などを取り入れることで骨の成長や身長の伸びが期待できることもあります。
骨の成長に不安がある、身長が伸びないことを悩んでいるという方は一度専門医に相談してみましょう。

(まとめ)骨端線が復活することはあるの?

1.骨端線が復活することはないと考えられています

骨端線が開いている期間は骨の成長が望めますが、一度閉じてしまうと復活はもうないとされています。急な骨の成長があると、骨端線の復活だと思われますがそうではありません。
骨の成長が心配な場合は、早めに専門医にかかることをおすすめします。

2.一度閉じた骨端線が再び開く可能性はないとされています

骨端線は、子どもにのみ存在する成長しつづける軟骨組織であり、大人になるにつれて自然に閉じて消滅します。骨の成長がストップし、一度閉じた骨端線はどんなことをしても、再び復活することはまずないとされています。

3.急に骨が伸びると、骨端線の復活と間違える場合があるので注意しましょう

止まっていた骨の成長が、再び始まると閉じた骨端線が復活したと思われがちですが、そうではありません。疾患などにより、一時的に骨の成長が止まることもあります。
その骨の成長を阻害する原因が解消されて、一気に骨が成長し始めたことによるものです。

4.骨が伸びにくいことには、他に原因が潜んでいる場合もあります

骨端線が開いている時期に、骨の良い食事や適度な運動、十分な睡眠を生活に取り入れることは骨の成長には効果的です。ただ、別の原因で骨がしない場合もあるので低身長などが気になる方は専門医の受診をおすすめします。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
沼倉 裕堅 医師
ぬまくら ひろかた/Hirokata Numakura
経歴
東北大学医学部医学科 卒
湘南藤沢徳洲会病院 内科・救急科・整形外科
いわき市医療センター 整形外科
竹田綜合病院 整形外科
山形市立病院済生館 整形外科
Mahidol Univ. Ramathibodi hospital 整形外科(タイ)
いしがみ整形外科クリニック
西新宿整形外科クリニック

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運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 沼倉 裕堅 医師