子どもの身長をあと10cm伸ばすためには、正しい生活習慣を身につけ、夜は早く寝るようにしましょう


身長が平均以下である場合、「あと10cm身長が高かったら」と思う子どもは少なくないでしょう。

大人になってからも身長が平均以下の人だったら、「あと10cm」と思い続けることになります。
大人になってからも思い悩み続けることがないよう、成長期のうちに少しでも伸ばしてあげたいと思う親はたくさんいるのではないでしょうか。

子どもの身長を伸ばすための良い方法についてさまざまな考え方がありますが、特に大事なのは生活習慣です。
子どもの成長を促進させることももちろん大切ですが、まずは抑制しないことを徹底しましょう。

生活習慣を整えることは、身長を伸ばすためにとても大切なことですが、今からでもすぐに始められる簡単なことでもあります

身長を伸ばすために大切な生活習慣は、食事・運動・睡眠です。
例えば、寝起きが悪い子どもであれば、夜ぐっすり眠れるように寝る前に一緒にストレッチをしてみましょう。

また、運動をあまりしない子どもであれば、親子で休みの日に一緒にスポーツを楽しむ時間を作ってみましょう。運動中と睡眠中は成長ホルモンが分泌されると言われているため、身長を伸ばすことに効果があります。

運動をすることでエネルギーが消費されるため、お腹が空いて栄養を吸収することにつながります。
1つ改善するだけでも、生活習慣のバランスを整えることになるのです。

栄養バランスの良い食事を作るために質の良い食材を揃えたり、運動をさせるために体操教室に通わせたり、睡眠をしっかり取れるように良い寝具を揃えたりすることも、子どもの成長のためには必要になる場合もあります。
しかし、生活習慣を見直すことはお金も時間もそんなにかけずに、すぐに始めることが可能であるため、まずは1度チェックしてみることが大切です。

不規則な生活習慣は、子どもにさまざまな悪い影響を与えてしまいます


実際にお子さんがどんな習慣で過ごしているのか、細かくチェックしてみましょう。
例えば朝食を食べないこと、運動をせずに家でゲームばかりしていることに気付いたとします。
朝食を食べないのは夜更かししているせいであったり、運動が苦手だから家でゲームばかりしていたり、原因はさまざまあるはずです。

原因を一つ一つ見直し、改善策はないのか考えてみましょう。

朝食を食べないで学校に行くと、必要なエネルギーが摂取できていないため、授業中に頭が働かない可能性があります。
夜更かしが原因となっているのであれば、授業中に眠くなってしまうといった弊害もあることでしょうから、子どもの成長には早急な改善が必要です。

夕食は寝る2時間前までに済ませ、就寝の30分ほど前にお風呂に入ると、寝つきが良くなるようです。
寝る時間だけでなく、食事と入浴の時間にも配慮してみましょう。

運動が苦手で家でゲームばかりしていると、運動してる子に比べ、身体全体に疲労を感じにくいため、お腹が空きにくくなったり、夜眠くなりにくかったりすることもあるでしょう。
夜にゲームやテレビなどのブルーライトの光を浴びると、睡眠の質を下げることにもつながります。
ゲームをする際には必ず時間を決め、土日は親子でスポーツをしに公園に出かけるなど、外に出かける機会も作りましょう。

運動中に成長ホルモンが分泌されるだけでなく、夜には疲れてぐっすり眠れるため睡眠の質を向上することができます。

生活習慣がしっかり整っているか、自分だけで判断せずに専門家に力を借りることも重要です

子どもの成長には食事・睡眠・運動が欠かせませんが、親の目だけでは本当に十分にできているのかわからないこともあります。
また、元々成長ホルモンの分泌量が少ない体質であれば、生活習慣がどれだけ整っていても、なかなか成長に結びつかないこともあるでしょう。

それ以外にも、いろいろな可能性があるので、低身長を専門とする病院に気軽に相談に行ってみることをお勧めします。
ただ生活習慣の不規則が原因であればすぐに改善することができますが、子どもの身長が平均以下である場合、「低身長」という病気と捉えることもあります。

成長期の間に原因が判明すれば善処することができますが、成長期が終わってしまえば対応方法がなくなってしまい、大人になってから後悔するだけです。
「クラスで身長が前の方なのが気になる」「他の子に比べると運動量が足りてないかも?」など、本当に些細なことでも相談してみることで、日頃の子育ての不安を改善できるかもしれません。

日本ではまだあまり知られていませんが、アメリカでは子どもに成長ホルモンを投与し身長が伸びた、という事例が数多く存在します。成長期が終わると身長が伸びなくなるので、早めに対策することが肝心です。

子どもの身長の伸びについて悩んでいる場合、食事・睡眠・運動以外にも、さまざまな原因が考えられます。低身長である場合、それは病気と捉えることもありますので、成長期が終わる前に病院に行くことをおすすめします。

(まとめ)身長をあと10cm伸ばすための方法ってありますか?

1.子どもの身長をあと10cm伸ばすためには、正しい生活習慣を身に付け、夜は早く寝るようにしましょう

子どもの身長が伸びるのは成長期の間だけであるため、大人になってから後悔しないように、なるべく早くから生活習慣を整えておきましょう。
悪い習慣を身に付けてしまうと、成長を抑制してしまう可能性があります。

2.生活習慣を整えることは、身長を伸ばすためにとても大切なことですが、今からでもすぐに始められる簡単なことでもあります

身長を伸ばすための方法はさまざまな考え方がありますが、生活習慣を整えることはすぐに始められる基本的なことです。手軽でかつ親子で一緒に楽しんで行えると、ストレスを感じることなく無理せずに続けられるでしょう。

3.不規則な生活習慣は、子どもにさまざまな悪い影響を与えてしまいます

子どもの生活習慣が不規則であれば、具体的に原因と解決策を考えてみましょう。
子どもに単に指示をするだけでなく、親子で楽しみながら始められれば、無理なく習慣化することができます。

4.生活習慣がしっかり整っているか、自分だけで判断せずに専門家に力を借りることも重要です

子育ての方法は独りよがりになりやすく、他人の意見を聞く機会が少ない人が多くいるでしょう。
子どもの成長に不安を感じている場合、病気の可能性も考えられますので、何ができていて、何ができていないのか、専門家のアドバイスをもらうことも必要です。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
沼倉 裕堅 医師
ぬまくら ひろかた/Hirokata Numakura
経歴
東北大学医学部医学科 卒
湘南藤沢徳洲会病院 内科・救急科・整形外科
いわき市医療センター 整形外科
竹田綜合病院 整形外科
山形市立病院済生館 整形外科
Mahidol Univ. Ramathibodi hospital 整形外科(タイ)
いしがみ整形外科クリニック
西新宿整形外科クリニック

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運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 沼倉 裕堅 医師