発育の遅れの原因はいろいろです


子供の発育遅れの原因は、いろいろなものが考えられます。
ホルモン異常、染色体異常・小さく生まれたことが原因のもの・骨や軟骨の異常・内臓疾患の原因・心理的な問題などです。

病気とは考えられない体質的なものや、遺伝的なものも考えられるでしょう。
身長が低い原因の多くは体質や遺伝による問題ですが、病気が隠れている場合もあるため、気になる方は病院で相談することをおすすめします。

子供の成長は早い子もいれば遅い子もいます

子供の成長が遅いと、親としては心配になってしまうことがあるでしょう。
しかし子供の成長は皆が同じではなく、早い子もいれば遅い子もいます。

周りの子供と比べて成長が遅いからといって、必ずしも身長が低くなるとは限りません。

身長が伸びるのが早い子は9~11歳に身長がもっとも伸びますが、そのような子は中学を卒業すると身長が伸びなくなります。
逆に遅い子供では13~15歳ぐらいで、高校卒業近くまで伸びる場合があるのです。
このように必ずしも周りの子供と一緒に伸びるわけではないため、成長の遅れがあったとしても心配がない場合は少なくありません。

身長が伸びる時期を予想したい場合は、両親が何歳から身長が伸び始めたか考えてみましょう。
なぜなら子供の身長は、親から受け継いだ遺伝子の影響を受けているからです。
子供の身長は両親のどちらかに似る可能性が高く、親が子供の頃の状況を考えると、子供の身長がいつぐらいから伸び始めるのか予測することができるでしょう。
子供の身長が伸びる時期は個人によって異なりますが、身長が伸びるラインはそれほど変わりがありません。

たとえば7歳から緩やかに身長が伸び始め10歳がピークだとしたら15歳まで、10歳から緩やかに伸び始め15歳がピークなら20くらいまでと予測できます。

男の子は精巣の大きさで成長具合がわかります


子供の身長が一気に伸びる時期は二次性徴で、思春期の時期です。
性ホルモンの影響を受け始めると身長が一気に伸び始めます。

このころは生殖器にも変化があらわれますから、子供の成長がもうすぐなのか判断することができるでしょう。

男の子の場合は精巣の大きさで、思春期に入っているかわかります。
親指と人差し指で輪をつくり、その中に精巣が入るかどうか確かめましょう。

すっぽりと通り抜けてしまうようなら、まだ思春期の時期ではありません。

男の子の思春期の始まりは、11.5歳くらいです。

このころに男性ホルモンの影響を受け始め、陰毛も生えてきているでしょう。
11.5歳が思春期の始まりだとすると、13歳頃が身長の伸びのピークになります。

これよりも精巣の大きさが小さいようなら、病院を受診して詳しい検査を受けることもできます。
受診の際には小学校からの身長と体重を持参してください。
両親の遺伝子の影響も受けるため、両親の身長と思春期が始まった時期も思い出しておきましょう。

病院の受診では、手のレントゲン撮影でも成長期の時期がわかります。
まだ骨端線が残っていれば思春期をむかえておらず、ただ性ホルモンの影響を受けるのが遅いだけだとわかるでしょう。

女の子の思春期のサインは乳房のふくらみです

女の子が思春期に近くなると、乳房が少し膨らんできます。
初潮がきている場合は、すでに思春期の終わりに近づいているため、その後の身長の伸びは大きくないでしょう。

女の子の思春期の開始時期は、10歳頃です。
男の子は11歳頃のため、女の子のほうが思春期をむかえるのが早くなります。
女の子が早く成長し始めるのは、女性ホルモンの影響を受けているからです。

一方で思春期が終わると、性ホルモンの分泌量が多くなり、身長が止まってしまいます。
性ホルモンは骨の成長に必要な一方で、分泌量が多くなると成長を止めてしまうため、思春期に入る前に十分背が伸びていないと、身長が低くなる可能性があるのです。

思春期に入った年齢が132.5cm以下だった場合、高身長になることは難しいでしょう。

できるだけ思春期の時期が遅く、それまでに十分身長が伸びていたほうが、伸びしろがあるということができます。

思春期は早いほうがよい、遅いと身長が小さくなるということではありません。
性ホルモンの影響を受けるときまでに何センチ伸びているかによって、その後の身長は変わってきます。

早い時期から性ホルモンの影響を受けてしまうと、それまでに十分な身長になっていない場合は、伸びなくなる可能性があるでしょう。

(まとめ)発育の遅れにはどのような原因がありますか?

1.発育の遅れの原因はいろいろです

子供の発育遅れの原因は、ホルモン異常・染色体異常・小さく生まれたため・骨や軟骨の異常・内臓疾患の原因・心理的な問題です。体質的な問題や、遺伝的な要素でも子供の身長は低くなる可能性があります。

2.子供の成長は早い子もいれば遅い子もいます

子供の成長は早い子もいれば遅い子もいるため、個人差があると思っておきましょう。親の影響を受ける可能性があるため、両親が子供の頃の身長を思い出してみると、子供の身長のピークが予測できます。

3.男の子は精巣の大きさで成長具合がわかります

男の子が成長期に入っているか判断する方法は、精巣の大きさでわかります。親指と人差し指で輪をつくり、そこに精巣が通るなら、まだ思春期ではありません。
病院では手のレントゲンを撮影して判断する方法もあります。

4.女の子の思春期のサインは乳房のふくらみです

女の子の乳房が膨らみ始めたら、思春期が始まってきたといえます。初潮がきているときはすでに思春期の終わりです。成長する時期は思春期の終わりまでのため、体の変化で判断しましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

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院長 齋藤まい医師