成長ホルモンは子供の身長を伸ばし、代謝をコントロールする役割があります


成長ホルモンとは、脳下垂体から血液中に分泌されるホルモンで、191個のアミノ酸からなるタンパク質でできています。
子供の頃には成長を促進する作用があり、成人してからも成長ホルモンは不要になるわけではなく代謝調整作用で重要な働きがあります。

つまり成長ホルモンは、どの年代においても重要なホルモンの一つです。

子供の成長に欠かせない物質が成長ホルモンです

身長が伸びるためには、骨が成長する必要があります。
骨の成長にはタンパク質、カルシウム、ビタミンDなどの栄養素だけでなく、成長ホルモン、甲状腺ホルモン、性ホルモンに大切な役割があると言われています。

この3つのホルモンの中で男の子では11歳、女の子では9歳頃までは、特に成長ホルモンの働きが骨の成長に影響していると考えられています。
つまり子供の成長に欠かせない物質が成長ホルモンと言えるのです。

成長ホルモンの役割

成長ホルモンは下垂体から分泌され、肝臓や筋肉などさまざまな臓器で行われている代謝を促進します。
肝臓では成長ホルモンを仲介するIGF-Ⅰという物質が作られており、その物質が成長ホルモンの量を調べるときの指標となります。

成長ホルモンは大きく2つの役割があると言われています。

  • 成長を促進する役割
  • 代謝を調整する役割
成長ホルモンが身体に与える影響

成長ホルモンの働きによって、身体にさまざまな影響を及ぼすと考えられています。

  • 骨や筋肉、臓器が成長、発達する
  • 骨や筋肉を保持する
  • 健康な皮膚や髪をつくる
  • 脂質の代謝を促す
  • 血糖値を正常に保つ
  • 血圧を下げる
  • 記憶力を高める
  • 精神的な安定を保つ

睡眠の深さが成長ホルモンの分泌に影響していると言われています


成長ホルモンの分泌を促すためには「睡眠・食事・運動」が大切と考えられています。

睡眠

睡眠中は成長ホルモンが多く分泌されると言われています。
睡眠には深い睡眠、浅い睡眠を数回繰り返し、成長ホルモンは深い睡眠時に多く分泌を促されると考えられています。

そのため質のいい深い睡眠を取ることが大切になってきます。
質のいい深い睡眠をとるためには4つのポイントに注意しましょう。

  • 決まった時間帯に睡眠をとる
  • 就寝1~2時間前に入浴する
  • 就寝前にはスマホやパソコンを使用しない
  • 自分にあった枕などの寝具を使用する
食事

空腹を感じると「グレリン」と呼ばれるホルモンが分泌されます。
このグレリンは成長ホルモンの分泌を促す作用があると言われており、空腹を感じる前に間食をしてしまうと成長ホルモンの分泌が低下すると考えられています。

また成長ホルモンはタンパク質でできているため、食事でしっかりタンパク質を摂取することが大切になります。
バランスのいい食事を摂取するように心がけましょう。

運動

運動によって筋肉の疲労を軽減させるために乳酸が作られます。
乳酸の働きによって脳下垂体を刺激し、成長ホルモンの分泌を促進する効果が期待できまます。

軽い負荷のスロートレーニングやスクワットなど適度な運動を心がけるようにしましょう。

成長ホルモンの分泌に異常をきたす病気もあります

成長ホルモンが正常に分泌されないとさまざまな病気につながる恐れがあります。
子供の場合、成長ホルモンの分泌が低下すると成長障害によって低身長症、反対に過剰に分泌されると巨人症が起こります。

成長ホルモンは子供の成長に重要な役割をするため、分泌に異常がある場合早期に発見することが大切になってきます。
子供の身長が平均より下回り改善が見られないときは、専門の医療機関で一度相談をするようにしましょう。

低身長の原因を把握することで、正しい治療が行え改善することが期待できまます。
必要であれば成長ホルモン剤の注射などの治療を行う場合もあります。

また不安に思っていることなど専門の医師に相談することで、正しい知識を得る事ができ、悩みを解決することが期待できまます。

(まとめ)成長ホルモンは子供にとってどんな役割があるの?

1.成長ホルモンは子供の身長を伸ばし、代謝をコントロールする役割があります

成長ホルモンとは、脳下垂体から血液中に分泌されるホルモンです。成長ホルモンは成長を促進し代謝を調整する作用があると言われています。
つまり成長ホルモンは、どの年代においても重要なホルモンの一つです。

2.子供の成長に欠かせない物質が成長ホルモンです

子供の成長のためには成長ホルモンの働きが大切と言われています。肝臓ではIGF-Ⅰという物質が作られており、成長ホルモンの量を調べるときの指標です。
成長ホルモンは骨や筋肉の成長だけでなく精神的安定の働きにも影響していると言われています。

3.睡眠の深さが成長ホルモンの分泌に影響していると言われています

成長ホルモンの分泌を促すためには「睡眠・食事・運動」が大切です。深く質のいい睡眠時に成長ホルモンの分泌が増えると言われています。
バランスのいい食事や適度な運動も成長ホルモンの分泌を促進する効果が期待できます。

4.成長ホルモンの分泌に異常をきたす病気もあります

成長ホルモンの分泌異常によって低身長症や巨人症などの病気が起こります。成長ホルモンの分泌異常は早期に発見することが大切です。子供の成長に不安がある場合は、専門の医療機関で診察を受けるようにしましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 齋藤まい医師