緑茶に含まれるカフェインは成長期に良くないとされています


成長期の子供の身体は大人よりも未熟です。胃腸など内臓の作りも未熟なため、食材などの影響を受けやすいと言われています。

緑茶やコーヒーなどに含まれるカフェインは、カルシウムや鉄分、亜鉛など成長に必要な栄養素を排出させる働きがあると考えられています。そのため正常な成長に悪影響を与える恐れがあります。

しかし緑茶に含まれるカフェインの量はコーヒーよりも薄いという点や、実際の研究データがないということから、あまり過度に緑茶を避ける必要もないと言えるでしょう。

あくまで偏りのある飲食や、過剰摂取などに気をつけていれば問題はないと言えるでしょう。

カフェインと成長の関係性には諸説あります

子供の身体は、胃腸などの内臓の作りも大人と異なり未熟なため、あらゆる食材などの影響を受けやすいと言われています。

成長期の身体にとって、コーヒーや緑茶に含まれるカフェインは悪影響を与える恐れがあると考えられています。カフェインは、ミネラル成分を身体から排出する作用があります。

カルシウムや鉄分、亜鉛などは正常な成長のためには必要な栄養素と言われています。そのためせっかく食事で多くの栄養を摂っていても、カフェインによって吸収されにくくなるのです。

しかし子供の成長とカフェインとの関係性については、信憑性のある研究データが存在しません。また緑茶を飲み続けることで身長が低くなったという話を聞くことも少ないことから、あくまで諸説あるうちの一つだと覚えておくことが大切でしょう。

カフェインの過剰摂取は、子供だけでなく、大人にも悪影響が生じるものです。通常の飲食でお茶を飲む分には問題ないと言えますので、偏りのある飲食を避けるという点にだけは、注意を払いましょう。

カフェインは成長ホルモンの分泌にも悪影響があると言われています


カフェインは少量であれば、体にとって大きな負担になりません。しかし過剰摂取は以下のような悪影響を与えると言われています。

睡眠を妨げる

カフェインは眠気を妨げ、覚醒する作用があります。深い睡眠の時間に成長ホルモンが多く出されます。

睡眠の前に緑茶などを飲むことによって、睡眠が浅くなり寝付きも悪くなりやすいです。そのため成長ホルモンが正常に出ることがないため、成長に影響を与えると考えられています。

また睡眠をとらないことで、疲れやすい、集中力がない、キレやすいなどの状態に陥る可能性があるでしょう。

攻撃性が増す

カフェインは興奮させる作用もあります。成長期の子供は、自律神経も未熟な状態です。

そのため感情のコントロールが上手く行えずに、攻撃性が増す、ソワソワするなどの状態になる恐れがあります。また不安感が強くなる場合もあるのです。

脱水傾向になる

利尿作用があるため、カフェインが含む水分を摂取しても脱水傾向になる場合があります。子供の場合、大人よりも身体の中に必要とされる水分量は多い傾向にあるのです。

胃腸が未熟なため、脱水傾向になることで便秘や下痢などの症状になる恐れがあります。脱水症状が酷くなると、目眩や頭痛などの症状も現れるため注意してください。

カフェインの影響が気になる場合はノンカフェインの飲み物を選びましょう

カフェインが含まれる飲み物は多くあります。

・緑茶
・コーヒー
・紅茶
・烏龍茶
・コーラ
・チョコレート
・ココア

ほかにも栄養ドリンクなどにも含まれています。子供の成長を気遣い、カフェインの摂取を避けるのであれば、これらの食材や飲み物を控えるように心がけましょう。

日本の食品安全委員会によると、1日のカフェイン最大摂取量の基準が定められています。

・4~6歳:45mg
・7~9歳:62.5mg
・10~12歳:85mg
・成人(妊婦以外):400mg

45mgという量は、355mlのコーラに含まれるカフェインの量と同等くらいです。そのため4歳以上であれば、コーラ1本程度は飲んでも大丈夫とされています。

またもしカフェインの摂取量が心配な場合には、ノンカフェインのものを飲むように習慣づけることがおすすめです。麦茶やルイボス茶などは、カフェインが含まれていません。

麦茶であれば、緑茶の代わりにもなりやすくご飯のお供にも最適でしょう。またミネラルが補給できるため、スポーツ時などにも飲みやすいという点は魅力的でしょう。

それでも子供の成長に悩みがあり、食べるものや飲み物にも気になることがあるという場合には専門家に一度相談してみましょう。

(まとめ)成長期の子供に緑茶を与えても大丈夫?

1.緑茶に含まれるカフェインは成長期に良くないとされています

成長期の子供の体は、摂取する食べ物や飲み物の影響を受けやすいです。しかし実際の研究結果もないことから、通常の摂取であれば問題ないと言えるでしょう。

過剰摂取に気をつければ、緑茶を飲んでも大丈夫です。

2.カフェインと成長の関係性には諸説あります

緑茶に含まれるカフェインはミネラル成分を身体から排出する作用があり、正常な成長を妨げるとされています。しかしこれはあくまで諸説ある内の一つです。

過剰な摂取でなければ、成長に大きく影響がでることは考えにくいでしょう。

3.カフェインは成長ホルモンの分泌にも悪影響があると言われています

カフェインの過剰摂取には睡眠を妨げる可能性があります。そのため成長ホルモンの正常な分泌に関わると言えるでしょう。

また興奮作用があり、攻撃性や不安感などが強くなる場合があります。利尿作用もあるため、脱水に注意してください。

4.カフェインの影響が気になる場合はノンカフェインの飲み物を選びましょう

カフェインは緑茶以外にもコーヒーや烏龍茶、コーラなどに含まれます。カフェインの摂取量に悩みがある場合には、ノンカフェインの麦茶などを飲むのがおすすめです。

もしそれでも摂取するものに悩みがあるという場合は、専門家に相談してみましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

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運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 齋藤まい医師