成長ホルモンはインスリンを抑制し血糖値を維持する働きがあります


成長ホルモンによってインスリンが抑制されると、血液中の糖が脂肪として蓄積される働きが抑えられるので血糖値が維持されます。
これは人間の身体の自然な仕組みで、飢餓状態でも筋肉に必要なエネルギーをいつでも与えることができるために備わっているものです。

そのため、勝手な判断で成長ホルモン剤を投与してしまうと血糖値が上がり、危険な場合も出てきます。しかし、成長ホルモン剤を使用するときには専門医の元で指示に従って施術を受ければ、子どもの身体へのリスクを抑え安全性の高い施術になるため、身長を伸ばすために成長ホルモン剤の使用を考えたいときはまず医師に相談しましょう。

成長ホルモンが血糖値維持に働くのは筋肉を動かすためです

成長ホルモンの働きのひとつに血糖値の維持があるのは、飢餓状態でも筋肉をすぐに動かして命の危険を回避するためです。
たとえ食糧が少ない状態であっても、エネルギーとして使わなかった糖をすぐに脂肪にしてしまわず血液中に糖として存在させ、いつでも筋肉のエネルギーにすることができるよう準備しています。

筋肉を動かすためにはたくさんの糖が必要になり、しかもその糖を脂肪から分解していたのでは時間がかかってすぐには動きだせません。
そのため、血中の糖として残らせるインスリン抑制の働きを成長ホルモンが持っているのです。

このことから、子どもの身長を伸ばしたいとき成長ホルモンの分泌量を増やすには身体に飢餓状態をつくることもおすすめと言えます。
飢餓状態のような極限の状態でなくても、空腹を感じられれば良いので、普段の生活のなかでは時間を決めて食事をし、間食も決まった時間に食べて1日のうち2~3回は空腹を感じられるようにしましょう。

成長ホルモン剤の投与は専門医に相談してから受けましょう


子どもの身長を伸ばすためには成長ホルモンの十分な分泌が欠かせませんが、むやみに成長ホルモン剤を投与して増やそうとすることは危険です。

まずは日常生活のなかで習慣を改善し、それでも低身長が気になるときには専門医に相談しましょう。
整形外科で子どもの低身長外来が設置されているクリニックを受診すると安心です。

成長ホルモン剤の注射はその子の成長にとって必要で、しかも注射することで効果が期待できると医師によって判断されて初めて行われることになります。
成長ホルモンは子どもの身長を伸ばす働き以外にもさまざまな作用を持っているので、専門医がカウンセリングをきちんと行ってからでなければ心配です。

それに低身長の専門医に相談すればすぐに注射を打つことになるわけではありませんし、その前にセミナーでどのような流れでホルモン注射をしていくかや、実際の体験者の声を聞くこともできます。
実績があり信頼できる専門医に相談してから、どうしていくかを決めましょう。

身体の大切な働きのためにも十分に成長ホルモンを分泌させましょう

成長ホルモンの注射を行うことも低身長改善の方法のひとつですが、日頃の生活習慣を改善することで成長ホルモンの分泌を促すことも可能だと言われています。
これから紹介するいくつかの方法もあわせて行ってみましょう。

眠り始めの3時間に深く眠る

眠り始めた3時間の間に成長ホルモンが分泌されるので、そのときに深い眠りについていることがポイントです。寝具やナイトウェアを快適なものにし、寝る前にはリラックスできるよう落ち着かせてあげましょう。

運動をして血流を良くする

運動も成長ホルモンの分泌には欠かせないもので、身体を動かすと血流アップし全身に必要な栄養が行き渡りやすくなり健康的な身体づくりにも役立ちます。運動後に成長ホルモンが分泌されることからも、継続して運動を行いましょう。

ストレスを過度にためない

現代の子どもはストレスをためやすい環境で過ごしているため、運動やリラックス方法に取り組むなどしてストレス解消をさせてあげましょう。ストレスがたまっていると成長ホルモンの分泌量も減りやすくなるので、ストレスの少ない生活環境を心がけることもポイントです。

(まとめ)成長ホルモンは血糖値を上げる働きがあるってホント?

1.成長ホルモンはインスリンを抑制し血糖値を維持する働きがあります

成長ホルモンはインスリンを抑制し血糖値を維持する働きがあるので、筋肉を動かすために必要なエネルギーがいつも準備された状態になっています。成長ホルモン剤をむやみに投与すると血糖値が上昇する可能性もあるので、専門医の元で受けましょう。

2.成長ホルモンが血糖値維持に働くのは筋肉を動かすためです

血糖値の維持も成長ホルモンの働きのひとつですが、こうすることで飢餓状態でも筋肉をすぐに動かせるようになっています。空腹状態にあると成長ホルモンの分泌がされやすくなるため、食事を決まった時間に取り、1日2~3回空腹を感じることもおすすめです。

3.成長ホルモン剤の投与は専門医に相談してから受けましょう

身長を早く伸ばしたくてもむやみに成長ホルモン注射を行うことは危険です。まずは専門医への相談から始めましょう。信頼できる専門医であればすぐに注射をすすめることはせず、その子には注射による効果が期待できるかどうかを見極めることから行います。

4.身体の大切な働きのためにも十分に成長ホルモンを分泌させましょう

成長ホルモンを十分に分泌させるためには、空腹時間をつくることの他に、深い眠りや適度な運動の継続、ストレス解消がポイントです。日常生活のなかで継続して行っていくことで、成長ホルモンの分泌量を維持しましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 齋藤まい医師