子供の年齢層によっても異なりますが、カルシウムは成長のために1日700mg前後の摂取が望ましいとされています


厚生労働省によれば、子供が1日に摂取すべきカルシウムの量は、年齢と性別によって異なります。

男子の場合は3歳から7歳で1日に600mg程度、8歳から11歳で700mg程度、12歳から14歳で1000mg程度、15歳から18歳で800mg程度です。
女子の場合は3歳から7歳で550mg、8歳から11歳で750mg、12歳から14歳で800mg、15歳から18歳で650mg程度とされています。

どちらの場合でも、目安になるのは1日にだいたい700mg前後となりますので覚えておくと良いでしょう。重要なことは摂取すべきカルシウム量は子供の時に必要ということで、健全な成長のためにも他の栄養素と共にカルシウムの量にも気を配る必要があります。

カルシウムは骨を固め、たんぱく質は骨を伸ばします

骨の成長は身長の伸びと深く関わっており、骨自体が大きくなれば身長も伸びることになります。
そのため身長を伸ばすためには、いかに骨を大きくするかという点に着目する必要があるでしょう。

骨の成長は、まず骨の先端部分にある軟骨が大きくなり、固まることによって少しずつ骨が伸びていくことになります。
軟骨部分を大きくさせるためには、たんぱく質が必要です。

伸びた骨を固める効果が期待できるのがカルシウムで、したがって間接的にではありますが、骨の成長にはカルシウムも必要と言えます。
しかし、カルシウムだけを多く摂取していれば骨が大きくなるかと問われると、実はそうではありません。

カルシウムにできることは、骨を固めるということで、骨を伸ばすことではありませんので注意してください。
また、かといってカルシウムは不要というわけでもなく、不足すれば骨がもろくなり、将来の骨粗鬆症のリスクが高まります。

厚生労働省によれば、1日に摂取すべきカルシウムの目安は、だいたい700mg前後とされています。
牛乳100mlあたりのカルシウムは100mg程度ですので、この情報から換算すると、1日にコップ3杯程度の牛乳を飲むことが望ましいです。

カルシウムとたんぱく質以外も成長に必要な栄養素があるので食事でバランス良く栄養を摂取するようにしましょう。

たんぱく質に含まれるアミノ酸は成長ホルモンの合成に関係しています


成長ホルモンは体内で合成され、分泌されるホルモンで、体内の傷ついた組織を修復したり、骨を作ったりする働きがあります。
骨の先端部分にある軟骨が作られるように働きかけるのが成長ホルモンの役割の1つですので、子供の成長には不可欠なホルモンと言えます。

成長ホルモンはアミノ酸などをもとに体内で合成されることになりますので、いかにアミノ酸を摂取できるかについても重要です。
たんぱく質にはアミノ酸が多く含まれており、このことからもたんぱく質が骨の成長には欠かせないことが分かります。

なお、アミノ酸は大まかに体内で生成できる非必須アミノ酸と、生成できない必須アミノ酸の2種に分類することができます。
必須アミノ酸は食事によって摂取することしかできないため、栄養バランスを考えて食事をすると良いでしょう。

成長ホルモンは睡眠時に分泌されます

骨が成長するために必要となる成長ホルモンは、睡眠時に多く分泌されることが分かっています。
食事によって摂取した栄養をもとに成長ホルモンが合成され、寝ている時に分泌されますので、骨を成長させるためには食事以外にも睡眠時間も注意しましょう。

ただ、食事で栄養素を摂取し十分な睡眠を取っていても、成長が遅いという方もいると言います。
この場合、成長を阻害する病気である可能性があるため、成長ホルモン治療を受けた方が良いかもしれません。

成長ホルモン治療は、体内の成長ホルモンの量を注射によって補い、骨の成長を促すという治療法です。不足している成長ホルモンを外部から取り入れて、骨を成長させて身長を伸ばします。

もちろん成長ホルモンだけでなく、カルシウムやその他の栄養素も骨を作り固めて成長させるためには必要となりますので、日頃の食生活などにも気を配りましょう。
ほかにも、規則正しい生活習慣、睡眠時間の確保をしっかりと行うようにしてください。

(まとめ)子供の成長にはカルシウムがどれくらい必要ですか?

1.子供の年齢層によっても異なりますが、カルシウムは成長のために1日

700mg前後の摂取が望ましいとされています
厚生労働省によって推奨されている1日のカルシウム摂取量は、1日にだいたい700mg前後です。他の栄養素とのバランスも考えて、カルシウムの摂取量にも気を配った食事をするように心がけてください。

2.カルシウムは骨を固め、たんぱく質は骨を伸ばします

骨は先端部分の軟骨が伸びて、その部分が固まることによって大きくなります。たんぱく質は骨を直接伸ばす働き期待でき、カルシウムは伸びた骨を固める効果が望めるのです。
どの栄養素もバランス良く摂取していきましょう。

3.たんぱく質に含まれるアミノ酸は成長ホルモンの合成に関係しています

たんぱく質に含まれているアミノ酸は、成長ホルモンを合成する際に必要となる栄養素です。成長ホルモンは骨の先端部に働きかけ、骨を作って伸ばす働きがありますので、食事でしっかりとアミノ酸を補給しましょう。

4.成長ホルモンは睡眠時に分泌されます

成長ホルモンはアミノ酸やさまざまな栄養素をもとに合成され、睡眠時に多く分泌されることになります。身長が伸び悩んでいる場合には、生活習慣の見直しと共に、成長ホルモン治療についても検討してみると良いかもしれません。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

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院長 齋藤まい医師