アルギニンを取ることで免疫細胞を活性化させ、免疫力が高まると言われています


アルギニンが体内で作られる時には一酸化窒素が発生し、これが免疫細胞であるマクロファージを活性化させます。
そして疲労回復にもアルギニンは役立つので、身長を伸ばすなど子供の成長につながっていきます。

アルギニンを取る時はあらゆる栄養素もバランス良く取って体の調子を整えることも免疫力アップや成長には欠かせません。
もしアルギニンや栄養を取るなど行っていても成長ホルモンの分泌量が気になれば、専門医療機関で相談し診察や治療を受けてみましょう。

マクロファージは一酸化窒素により活性化します

アルギニンを体内で作り出す時に一酸化窒素が発生しますが、この一酸化窒素が免疫細胞であるマクロファージの活性化に役立つと言われています。
そのため、アルギニンが体内に十分ある状態だと免疫力のアップが期待できるのです。

マクロファージとは

マクロファージは体外から侵入した細菌やウイルスを攻撃する免疫細胞で、細菌やウイルス、死んだ細胞を食べて消化・無害化する働きを持っています。
一酸化窒素はマクロファージの働きのサポートに必要なもののため、アルギニンを作り出す時に一酸化窒素ができることで免疫力を向上し、その結果子供の成長に役立つでしょう。

体の回復につながる

アルギニンを含む輸液が手術後に使われており、感染症を予防し術後の回復を促すとされています。
また血中のアンモニア濃度が下がるとも言われ、疲れた時に出る疲労物質であるアンモニアを減らして疲労回復に役立つとも言われています。

このことからアルギニンは疲労回復に効果があり、成長しやすい健やかな体の維持に役立つと言えるのです。

アルギニンを十分取るにはバランスの良い食事が大切です


免疫力が高いと健康が維持しやすくなり、子供の心身の成長がスムーズになるでしょう。
その点からも身長をよく伸ばすためにはアルギニンを十分取り、免疫力を高く保つことがおすすめです。

アルギニンに限らずあらゆる栄養を取る

アルギニンが免疫力アップに役立つからと、アルギニンばかり取ろうとせず、さまざまな栄養素をバランス良く取れる食事を心がけましょう。
栄養バランスが偏らないことで、全身の多くの働きに必要な栄養素が満たされ正しく働きかけることができます。

それによって、アルギニンによる免疫を高める働きもスムーズになるでしょう。

サプリメントよりも食べ物

しっかりアルギニンを取りたい時、サプリメントの利用を考えるかもしれませんが、食事からの摂取で十分です。
アルギニンを含む食品は、肉や大豆などさまざまな物があるので、それらの食品を毎食取り入れることで足りるでしょう。

もし多めに取ったとしても食べ物からであれば、取りすぎによる健康への影響は心配がないと言われています。

アルギニンは体内でも作り出せる栄養素です

必須アミノ酸と違い、体内でも作り出せる非必須アミノ酸にあたるアルギニンは、それほど積極的に取らなくても良いと考えるかもしれません。
しかし子供の場合はまだアルギニンをつくり出す働きが未熟で、必要な分を産出できていない可能性が高いでしょう。

そのためアルギニンを多く含む食べ物やアルギニンの働きをサポートする成分の含まれた食べ物をバランス良く取ることで、アルギニン不足を防ぎます。
アルギニンはホルモンをつくるために必要な栄養なので、不足してしまうと成長ホルモンの分泌にも影響する可能性があります。

そのため体内の働きだけでなく食事でも取るようにしますが、どうしても成長ホルモンの分泌について心配な時は、専門医と相談しましょう。
専門医療機関で診察と検査を受けることにより、効果が期待できると判断されれば成長ホルモン治療の注射により、ホルモンの分泌量を増やすことを目指せます。

また専門医療機関では、身長にコンプレックスがありもう少し背を伸ばしたい場合の相談にも乗っています。少しでも、気になる時は早めの受診がおすすめです。

(まとめ)アルギニンは免疫アップに役立つの?

1.アルギニンを取ることで免疫細胞を活性化させ、免疫力が高まると言われています

アルギニンの産出で一酸化窒素が発生しこれが免疫細胞のマクロファージを活性化し免疫力を高めるとされます。そのためにはアルギニンをバランスの良い食事で補いましょう。
もし成長に心配があれば専門医療機関で成長ホルモンの分泌などを相談すると良いです。

2.マクロファージは一酸化窒素により活性化します

免疫細胞のマクロファージの活性化に一酸化窒素が役立ち、アルギニンが作られる時に発生するため、アルギニンは免疫力を高めると言われています。
また疲労物質を減らして疲労回復にも役立つとされています。

3.アルギニンを十分取るにはバランスの良い食事が大切です

免疫力を高めることは身長を伸ばすことにも役立つので、毎日の食事でアルギニンを取りましょう。その時、栄養バランスの良い食事を心がけることで体内の働きがスムーズになり、アルギニンも働きやすくなります。

4.アルギニンは体内でも作り出せる栄養素です

体内でもアルギニンは作られますが、子供の体では働きが未熟なので食べ物から取り、不足しないようにしましょう。もし成長ホルモンの分泌について心配がある時は、専門医療機関での診察や治療を受ける方法もあります。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
沼倉 裕堅 医師
ぬまくら ひろかた/Hirokata Numakura
経歴
東北大学医学部医学科 卒
湘南藤沢徳洲会病院 内科・救急科・整形外科
いわき市医療センター 整形外科
竹田綜合病院 整形外科
山形市立病院済生館 整形外科
Mahidol Univ. Ramathibodi hospital 整形外科(タイ)
いしがみ整形外科クリニック
西新宿整形外科クリニック

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運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 沼倉 裕堅 医師